日本語ジャーナル(通称:NJ)は、外国人に日本語を教える「日本語教育」に役立つサイトです。日本語教師や学習者のリアルな姿、日本語の教え方のノウハウ、検定試験や最新の本の情報、知っておきたい法律や行政の動きなど、幅広くかつ分かりやすくお伝えします。


分かりやすい授業のためにー『日本語授業の進め方 生中継』の著者、金子史朗さん

分かりやすい授業のためにー『日本語授業の進め方 生中継』の著者、金子史朗さん

『日本語授業の進め方 生中継』(アルク)は教師経験豊富な、現在、友国際文化学院の校長である金子史朗さんの授業に密着して取材し、まるで見学しているかのように写真付きで授業の様子を見ることができる書籍です。今回は友国際文化学院に伺い、金子さんのこれまでや「分かりやすい授業」を目指した教具の使い方、授業準備などについてお話を聞いてきました。...


日本語教育能力検定試験の傾向と対策4 ー記述式問題、対策のポイントは答案を書く前の準備

日本語教育能力検定試験の傾向と対策4  ー記述式問題、対策のポイントは答案を書く前の準備

ここでは、令和5年度の日本語教育能力検定試験を受験される方向けに、その傾向と対策について考えます。今回は、多くの方が苦手としている「記述式問題」の攻略法をお伝えします。日本語教育能力検定試験は基本的にマークシート形式の問題ですが、唯一、「記述式問題」では文章を書かなければなりません。その対策はマークシート形式の問題とは若干異なってきます。...


2023年8月・9月 日本語教師のためのセミナー情報

2023年8月・9月 日本語教師のためのセミナー情報

まだまだ暑い夏が続きますね。日本語学校などに勤務している教師の方は長期の夏休みの方も多いようで、リフレッシュしたり、いつもは時間がなくてできないことに挑戦してみたりするのもいいですよね。くれぐれも熱中症には気を付けて過ごしてください。今月も日本語教師・養成の方に役立つセミナーや講座情報をお届けします。...


学習目標について考える―目標を持った授業とは?ー第4回 学習目標で広がる授業のバリエーション②

学習目標について考える―目標を持った授業とは?ー第4回 学習目標で広がる授業のバリエーション②

学習目標の必要性や設定のしかたについて考えていく連載コラムの第4回、最終回です。前回は1対1の個人授業を例にして、2種類の授業案をご紹介しました。目標によって教師の指示の出し方も変わっていましたね。今回はレベル差があるクラスについて考えてみたいと思います。(執筆:望月雅美)...


日本語教師の国家資格化などをめぐる今後のスケジュール―今秋にはパブリックコメント募集

日本語教師の国家資格化などをめぐる今後のスケジュール―今秋にはパブリックコメント募集

日本語教師の国家資格化に関する「日本語教育の適正かつ確実な実施を図るための日本語教育機関の認定等に関する法律」(以下、日本語教育機関認定法)が、2023年6月2日に公布されました。その後、関連する日本語教育小員会やそのワーキンググループにおいて、関連する準備が急ピッチで進められています。今後の予定を確認しておきましょう。...


企業と行政が費用分担し、日本語教師が授業を行う日本語教室がスタート

企業と行政が費用分担し、日本語教師が授業を行う日本語教室がスタート

福岡県苅田町では2023年7月より、企業と行政が費用を分担する日本語教室が開始しました。「日本語教育の推進に関する法律」には、日本語教育の推進に対して地方公共団体の責務だけでなく、企業の責務も明記されていますが、なかなか企業との連携は進まないのが現状です。そんな中で始まった苅田町の日本語教室についてご紹介します。(深江新太郎/NPO多文化共生プロジェクト)。...


学習目標について考える―目標を持った授業とは?―第3回 学習目標で広がる授業のバリエーション①

学習目標について考える―目標を持った授業とは?―第3回 学習目標で広がる授業のバリエーション①

学習目標の必要性や設定のしかたについて考えていく連載コラムの第3回。前回は学習目標を意識しなかったが故のほろ苦い失敗談でした。ここまでで目標を立てることが大切だとわかったとしても、「では、どうすれば……?」と戸惑う人もいるのではないでしょうか。第3・4回は学習目標の設定方法について、事例とともにいくつか紹介します。(執筆:望月雅美)...


日本語教師プロファイル奥村三菜子さん―大切なのは好奇心を持ち続けること

日本語教師プロファイル奥村三菜子さん―大切なのは好奇心を持ち続けること

今回お話を伺ったのはNPO法人YYJ副理事であり、『日本語教師のためのCEFR』(くろしお出版)の著者の一人でもある奥村三菜子さんです。奥村さんは先日、米国のプリンストン大学日本語教育フォーラムにて基調講演者として登壇し、「ことばの教師の内省と変容―『わたしの棚卸し』のススメ」のテーマでお話をされました。このインタビューでは奥村さんが日本語教師を目指したきっかけから、継承語教育やCEFRの研究、コース改革やNPO法人での取り組みまで、大変貴重なお話を伺うことができました。...


日本語教育能力検定試験のオンライン出願をしてみました!

日本語教育能力検定試験のオンライン出願をしてみました!

令和5年度の日本語教育能力検定試験を受験される方は、もう出願は済ませましたか? 今年から出願がオンライン形式になったことで、戸惑っている方や出願を躊躇されている方もいるかもしれません。そこで、実際に編集部でオンライン出願をしてみましたので、その手順をわかりやすく説明します。...


外国人に東北のニュースを届ける!河北新報「やさしい日本語ニュース」の取り組み

外国人に東北のニュースを届ける!河北新報「やさしい日本語ニュース」の取り組み

東北地方の新聞社である河北新報は、外国人に東北の魅力を発信する「やさしい日本語ニュース」というサイトで記事を提供しています。このサイトの記事は宮城県国際化協会(MIA)の日本語講座に携わる鈴木英子さんが監修に協力し、作られています。今回は、漢字テキスト『どんどんつながる漢字練習帳 初級』『同中級』(アルク)の著者でもある鈴木さんにお話を伺いました。...


2023年7月・8月 日本語教師のためのセミナー情報

2023年7月・8月 日本語教師のためのセミナー情報

暑い夏が始まりましたが、アルクより、2023年7月・8月のセミナー情報をお届けします。もう少しで夏休みに入る日本語学校も多いでしょうか。教師にとっては充電したり、知識を広げたりするチャンスですね。来週末に開催されるセミナーもありますので、早めにチェックしてください!...


日本語教師経験を経て大学院進学へ-1年の修士課程でわかった「現場の教師が研究をする意味」

日本語教師経験を経て大学院進学へ-1年の修士課程でわかった「現場の教師が研究をする意味」

日本語教師として働き続けようと思うと、視野に入ってくる「大学院進学」。しかし、2年間で卒業に必要な単位(30単位以上)を取り、修士論文を完成させるのはなかなか簡単ではなさそうです。その通常2年の修士課程を1年間のプログラムで修了し、4月から再び本格的に日本語教師として活躍している渡辺幸子さんにお話を伺いました。(編集部)...


地域日本語教室のニーズは共に生み出していくものーシンポジウム「あらためて、地域日本語教育の『場づくり』を考える」報告

地域日本語教室のニーズは共に生み出していくものーシンポジウム「あらためて、地域日本語教育の『場づくり』を考える」報告

2023年6月10日に行われた地域日本語どっとねっと主催のシンポジウム「あらためて、地域日本語教育の「場づくり」を考える」には、対面、オンライン合わせて約190名の参加がありました。そのトークセッションの中で、「学習者のニーズ」という教室活動を考える上で鍵となるテーマについて意見交換がなされました。本コラムでは、「学習者のニーズ」を切り口にシンポジウムを振り返ります。(深江新太郎/NPO多文化共生プロジェクト)...


日本語教員試験の試行試験は2023年12月10日実施!

日本語教員試験の試行試験は2023年12月10日実施!

来年度から実施予定の新しい試験、「日本語教員試験」の試行試験の概要が発表されました。試行試験の結果の分析・検証を持って日本語教員試験の本試験の準備が進められることになります。日本語教員試験の合格は、今後、登録日本語教員になるための必須の条件になります。登録日本語教員を目指す人にとっては、本試験の内容を占う上で非常に気になる情報です。...


日本語教育能力検定試験の傾向と対策3 ―「言語と教育」を総整理

日本語教育能力検定試験の傾向と対策3  ―「言語と教育」を総整理

ここでは、令和5年度の日本語教育能力検定試験を受験される方向けに、その傾向と対策について考えます。「言語と教育」は実によく出題される分野です。検定試験の出題範囲は50項目に分かれますが、その中の17項目が「言語と教育」含まれますので、実に試験全体の3分の1を占めることになります。中でも特に出題頻度が高い「言語教育法・実習」に絞って整理します。...


日本語教師のための 今さら聞けない流行語2023ー蛙化現象ー

日本語教師のための 今さら聞けない流行語2023ー蛙化現象ー

日本語教師にわからない日本語なんて……ある!この記事では、NJ編集者(妙齢)が「よく見るけど実はよくわかっていない」「今さら誰かに聞けない」流行語にあらためて向かい合ってみたいと思います。流行語=言葉の乱れ……などと思わず、日本語の奥深さや面白さを見つめるきっかけにしてください。...


日本語教師プロファイル朝戸サルヴァドール千鶴さん―関わった人の笑顔のために

日本語教師プロファイル朝戸サルヴァドール千鶴さん―関わった人の笑顔のために

今回ご紹介するのはフィリピン在住の朝戸サルヴァドール千鶴さんです。朝戸さんは現在、「外国人看護師のための国家試験勉強会」を主催されています。また6月に出版された『日本語能力試験(JLPT)対策 介護のN3...


2023年6月・7月 日本語教師のためのセミナー情報

2023年6月・7月 日本語教師のためのセミナー情報

今年も梅雨入りする時期となりましたね。最近では「日本語教育の適正かつ確実な実施を図るための日本語教育機関の認定等に関する法律案」が可決されるという、業界にとって大きなニュースもありました。今後はさらに学び続けること、情報収集することが大切になってくると思います。6・7月に行われるセミナー情報、お役立てください!...


学習者の出身国について知ろう!-⑦中国

学習者の出身国について知ろう!-⑦中国

皆さんが日本語を教えている学習者はどこから来ていますか。学習者の出身国、出身地域についてどれぐらい知っていますか。日本語や日本文化を教えるだけでなく、学習者の国や文化にも関心を持ち、少しでも知っておくと、思いがけない会話のきっかけになったり、学習者の考え方を知る手掛かりになったりすることもあるかもしれません。最終回となる第7回は、日本語学習者の出身国と言ったらやっぱりこの国、中国です。(編集部)...