日本語ジャーナル(通称:NJ)は、外国人に日本語を教える「日本語教育」に役立つサイトです。日本語教師や学習者のリアルな姿、日本語の教え方のノウハウ、検定試験や最新の本の情報、知っておきたい法律や行政の動きなど、幅広くかつ分かりやすくお伝えします。


【連載】教科書について考えてみませんか-第1回 教科書を考えるって面白い!

【連載】教科書について考えてみませんか-第1回 教科書を考えるって面白い!

2011年4月から『月刊日本語』(アルク)で「教科書について考えてみませんか」という連載を掲載してから10年。2021年10月に「日本語教育の参照枠」が出て以来、現場では、コミュニケーションを重視した実践への関心が高まり、さまざまな現場で使用教科書の見直しが始まっています。「参照枠」を見ると、言語教育観に関して、「学習者を社会的存在として捉える/「できること」に注目する/多様な日本語使用を尊重する」という3つの柱が掲げられています。これは、2011年4月から『月刊日本語』で連載した中で述べていることに重なります。そこで、今回もう一度皆さまに当時の記事をご紹介して、ご一緒に考えていきたいと思います。教育現場では、今まさに<教科書を見る目、使う力>が求められています。教科書を軸に「対話」の輪を広げていきませんか。(嶋田和子/アクラス日本語研究所)...


地域日本語教育を開拓する日本語教師ー鹿児島県霧島市

地域日本語教育を開拓する日本語教師ー鹿児島県霧島市

地域の日本語教育に携わる日本語教師が求められている現在。各地域で、日本語教師が未開拓の領域を切り拓き始めています。今回、鹿児島県霧島市で「きりしまにほんごきょうしつ」を立ち上げ、活動している日本語教師の本田佐也佳さんに、インタビューを行いました。(深江新太郎)...


令和4年度 国語に関する世論調査――「涼しい顔」はどんな顔? 「忸怩たる思い」はどんな思い?

令和4年度 国語に関する世論調査――「涼しい顔」はどんな顔? 「忸怩たる思い」はどんな思い?

文化庁から、令和4年度「国語に関する世論調査」の結果が発表になりました。日本語やコミュニケーション、ローマ字表記に関する意識、気になる言葉や日本語の変化など、今の日本人の日本語に対する意識を数値で見て見ましょう。...


フリーランスの日本語教師として働く―小山暁子さん1 日本語教師への道のり

フリーランスの日本語教師として働く―小山暁子さん1 日本語教師への道のり

フリーランス日本語教師として活躍中の小山暁子さんのコラムを全3回でお届けしていきます。2023年9月に発売したご著書『ビジネス日本語...


日本語教育能力検定試験の傾向と対策5―令和5年度の時事問題のチェックポイント

日本語教育能力検定試験の傾向と対策5―令和5年度の時事問題のチェックポイント

ここでは、令和5年度の日本語教育能力検定試験を受験される方向けに、その傾向と対策について考えます。近年の日本語教育の状況に関する時事問題は、毎年、数値等が変化するために対策が立てにくく、多くの受験者が頭を悩ますところです。ここでは、日本語教育に関する数値(概数)をまとめておきます。出典のURLも載せてありますので、興味のある人は出典にも目を通してみてください。...


日本語教師プロファイル加藤林太郎さん―日本語教師は何者か?何をしうる人なのか?について考えていく

日本語教師プロファイル加藤林太郎さん―日本語教師は何者か?何をしうる人なのか?について考えていく

今回の「日本語教師プロファイル」は、神田外語大学講師の加藤林太郎さんの登場です。加藤さんは共同で主宰される「糧ラボ」の活動や、Twitter(現X)での発言でご存じの方も多いかと思います。加藤さんにこれまでの歩みだけでなく、日本語教育機関の認定制度や日本語教師の国家資格化によって大きく変わろうとしている日本語教育界への思いも伺いたく、ZOOMでインタビューさせていただきました。...


CEFRの本質から「日本語教育の参照枠」への向き合い方を考える(後編)

CEFRの本質から「日本語教育の参照枠」への向き合い方を考える(後編)

多くの反響を呼んでいる前編に続き、「日本語教育の参照枠」への向き合い方を考えるために、CEFRの本質について細川英雄さんに行ったインタービューの後編です(前編は、コチラからご覧いただけます)。後編は、複言語主義、A1からC2までの6段階、「日本語教育の参照枠」への向き合い方がテーマです。(深江新太郎)...


全国の自治体が立てた地域日本語教育の課題とは?

全国の自治体が立てた地域日本語教育の課題とは?

現在、55の地方公共団体が文化庁の「地域日本語教育の総合的な体制づくり推進事業」(以下、「推進事業」)に取り組んでいます。では、「推進事業」を活用して、地方公共団体は何に取り組んでいるのでしょうか。それは地域の日本語教育に関する課題を解決することです。ではでは、各地域の日本語教育に関する課題とは何でしょうか。本コラムは、全国の地方公共団体が立てた課題を整理して紹介します。(深江新太郎/NPO多文化共生プロジェクト)...


共生への第一歩、地域の外国人住民とのトークフォークダンス

共生への第一歩、地域の外国人住民とのトークフォークダンス

2023年9月2日、福岡市で、地域の日本人住民と外国人住民のつながりをつくる試みとして、トークフォークダンスが開催されました。これまでコミュニティづくりの観点から地域の子どもと大人のしゃべり場であるトークフォークダンスが実施されてきました。本コラムでは、地方公共団体が主催した...


CEFRの本質から「日本語教育の参照枠」への向き合い方を考える(前編)

CEFRの本質から「日本語教育の参照枠」への向き合い方を考える(前編)

現在、「日本語教育の参照枠」を活用した実践をどのように行うか、について関心が集まっています。「日本語教育の参照枠」はCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)から生まれたものなので、CEFRの本質を理解できれば、「日本語教育の参照枠」をより活用できるようになるはずです。そこで『対話することばの市民―CEFRの思想から言語教育の未来へ―』(ココ出版2022)を上梓した細川英雄さんに、CEFRの本質から「日本語教育の参照枠」への向き合い方を考えるためのインタビューを行いました。その前編です。(深江新太郎)...


2023年10月 日本語教師のためのセミナー情報

2023年10月 日本語教師のためのセミナー情報

鈴虫の声が聞こえ始め、秋の気配を感じられるようになってきました。台風も多いので気を付けて過ごしたいこのごろですね。さて今月もオンラインセミナー、対面セミナーともに情報が目白押しです。アルクの新刊セミナーや、「できる日本語」シリーズの著者陣によるセミナーのご案内もありますので、ぜひご確認ください。...


日本語教育機関の認定基準案等についてのパブリックコメント募集中!

日本語教育機関の認定基準案等についてのパブリックコメント募集中!

日本語教師の国家資格化に関する「日本語教育の適正かつ確実な実施を図るための日本語教育機関の認定等に関する法律」(以下、日本語教育機関認定法)が、2023年6月2日に公布されました。この法律に関する詳細を定めた施行規則案や認定基準案等について、文化審議会国語分科会日本語教育小委員会およびワーキンググループにおいて検討が重ねられてきました。現在、パブリックコメント(意見公募手続)が9月20日18時まで行われています。...


日本語教師プロファイル栗又由利子さん―先頭に立って旗を振るのではなく後押しをする役として

日本語教師プロファイル栗又由利子さん―先頭に立って旗を振るのではなく後押しをする役として

今回お話を伺ったのは「㈱きぼう国際外語学院」主任講師の栗又由利子さんです。栗又さんは所属機関で技能実習生の入国後研修を行うだけでなく、多文化共生のための任意団体「TABUWATA」の代表も務められています。2023年1月には世良時子さんとの共著で『感じがいい日本語』(Gakken)...