地域日本語教育

日本語ジャーナル(通称:NJ)は、外国人に日本語を教える「日本語教育」に役立つサイトです。日本語教師や学習者のリアルな姿、日本語の教え方のノウハウ、検定試験や最新の本の情報、知っておきたい法律や行政の動きなど、幅広くかつ分かりやすくお伝えします。


日本人主導の交流を壊し、対等な関係性をめざした多文化えんげきワークショップとは(北海道江別市)

日本人主導の交流を壊し、対等な関係性をめざした多文化えんげきワークショップとは(北海道江別市)
2024年3月1日に、地域にほんごどっとねっと主催のトークサロン「学習者が来なくなった日本語教室、どう立て直す?」がオンラインで開催され、約 100名の参加がありました。北海道で活動する平田未季さんが話題提供を行った本トークサロンのエッセンスをご紹介します。(深江新太郎)

学習者が来なくなった日本語教室、どう立て直す?(北海道江別市) 

学習者が来なくなった日本語教室、どう立て直す?(北海道江別市) 

2024年3月1日にトークサロン「学習者が来なくなった日本語教室、どう立て直す?-共生のまちづくりを目指す活動を通して見えてきたこと」がオンラインで開催されます。このトークサロンで話題提供を行う、北海道江別市の平田未季さんに、取り組みの背景をうかがいました。(深江新太郎)...


地域日本語教育を開拓する日本語教師-福島県いわき市

地域日本語教育を開拓する日本語教師-福島県いわき市

地域の日本語教育に携わる日本語教師が求められている現在。各地域で、日本語教師が未開拓の領域を切り拓き始めています。今回、福島県いわき市で、企業でのマネジメント経験をフルに生かして活動している日本語教師の下田まりこさんにお話をうかがいました。(深江新太郎/NPO多文化共生プロジェクト)...


ことばを教える教師の役割とは何か-日本語教育のスタートライン2

ことばを教える教師の役割とは何か-日本語教育のスタートライン2

細川英雄さんへのインタビューを通し、「ことばを教える」ことの本質に迫る全3回の連載。好評であった第1回を受け、第2回は「ことばを教える」ことの中核にある対話活動について、文型を使わせる授業、場面から始まる授業と比較して考えます。その中で、教師の役割を明確にしていきます。(深江新太郎/多文化共生プロジェクト)...


地域日本語教育を開拓する日本語教師ー鹿児島県霧島市

地域日本語教育を開拓する日本語教師ー鹿児島県霧島市

地域の日本語教育に携わる日本語教師が求められている現在。各地域で、日本語教師が未開拓の領域を切り拓き始めています。今回、鹿児島県霧島市で「きりしまにほんごきょうしつ」を立ち上げ、活動している日本語教師の本田佐也佳さんに、インタビューを行いました。(深江新太郎)...


全国の自治体が立てた地域日本語教育の課題とは?

全国の自治体が立てた地域日本語教育の課題とは?

現在、55の地方公共団体が文化庁の「地域日本語教育の総合的な体制づくり推進事業」(以下、「推進事業」)に取り組んでいます。では、「推進事業」を活用して、地方公共団体は何に取り組んでいるのでしょうか。それは地域の日本語教育に関する課題を解決することです。ではでは、各地域の日本語教育に関する課題とは何でしょうか。本コラムは、全国の地方公共団体が立てた課題を整理して紹介します。(深江新太郎/NPO多文化共生プロジェクト)...


共生への第一歩、地域の外国人住民とのトークフォークダンス

共生への第一歩、地域の外国人住民とのトークフォークダンス

2023年9月2日、福岡市で、地域の日本人住民と外国人住民のつながりをつくる試みとして、トークフォークダンスが開催されました。これまでコミュニティづくりの観点から地域の子どもと大人のしゃべり場であるトークフォークダンスが実施されてきました。本コラムでは、地方公共団体が主催した...


企業と行政が費用分担し、日本語教師が授業を行う日本語教室がスタート

企業と行政が費用分担し、日本語教師が授業を行う日本語教室がスタート

福岡県苅田町では2023年7月より、企業と行政が費用を分担する日本語教室が開始しました。「日本語教育の推進に関する法律」には、日本語教育の推進に対して地方公共団体の責務だけでなく、企業の責務も明記されていますが、なかなか企業との連携は進まないのが現状です。そんな中で始まった苅田町の日本語教室についてご紹介します。(深江新太郎/NPO多文化共生プロジェクト)。...


地域日本語教室のニーズは共に生み出していくものーシンポジウム「あらためて、地域日本語教育の『場づくり』を考える」報告

地域日本語教室のニーズは共に生み出していくものーシンポジウム「あらためて、地域日本語教育の『場づくり』を考える」報告

2023年6月10日に行われた地域日本語どっとねっと主催のシンポジウム「あらためて、地域日本語教育の「場づくり」を考える」には、対面、オンライン合わせて約190名の参加がありました。そのトークセッションの中で、「学習者のニーズ」という教室活動を考える上で鍵となるテーマについて意見交換がなされました。本コラムでは、「学習者のニーズ」を切り口にシンポジウムを振り返ります。(深江新太郎/NPO多文化共生プロジェクト)...


地域教室でのオンライン活動の普及ー『つながるひろがる にほんごでのくらし』を使って

地域教室でのオンライン活動の普及ー『つながるひろがる にほんごでのくらし』を使って

対面での活動が戻り始めた現在ですが、対面で行えるようになっても、オンラインでの活動に対するニーズがなくなるわけではありません。福岡県福岡市は、地域の日本語教室が対面だけでなくオンラインでの活動も行えるように施策を進めています。(深江新太郎/福岡市・日本語教育施策アドバイザー)...


日本語教室の可能性を切り拓く「福岡モデル」とは

日本語教室の可能性を切り拓く「福岡モデル」とは

福岡県が2020年度から行っている日本語教育環境整備事業(以下、福岡県事業)の成果報告セミナーが2023年1月19日に開催されました。前回のコラムでは、各自治体の取り組み内容をまとめました。今回のコラムでは、福岡県事業のどのようなところが日本語教室の可能性を切り拓くのかお伝えします。(執筆:深江新太郎/福岡県・地域日本語教育コーディネータ―)...


地域日本語教育事例報告セミナー「日本語教室の可能性を切り拓く」

地域日本語教育事例報告セミナー「日本語教室の可能性を切り拓く」

2023年1月19日、福岡県が主催した地域日本語教育事例報告セミナー「日本語教室の可能性を切り拓く」(以下、福岡県セミナー)が、アルク、凡人社の協力を得てオンラインで開催されました。地方公共団体の職員など約170名が参加した福岡県セミナーは大きな反響を呼びました。本コラムでは、福岡県セミナーにおける各自治体の発表内容を要約してご紹介します。(執筆:深江新太郎/福岡県・地域日本語教育コーディネーター )...


日本語教師が有償で携わる、企業出資の地域日本語教室が開講

日本語教師が有償で携わる、企業出資の地域日本語教室が開講

2022年10月7日、福岡県直方市が、2年間の制度設計を経て企業出資に基づいた教室を2クラス、開講しました。授業を行うのは日本語教師です。週1回90分の授業で、目標は生活に必要な日本語の学習を軸として3年間でN3程度のコミュニケ―ション能力を育成することです。(NPO多文化共生プロジェクト...


情報発信のWEBサイト「地域日本語どっとねっと」始動

情報発信のWEBサイト「地域日本語どっとねっと」始動

地域日本語教育に関連した情報を一元化して届けたい……その共通の思いからアルク、凡人社、NPO多文化共生プロジェクトの3者で協力して立ち上げたのがWEBサイト「地域日本語どっとねっと」です。この記事では「地域日本語どっとねっと」についてご紹介します。(編集部)...


多文化共生のまちづくりに関わる人を増やしていくために

多文化共生のまちづくりに関わる人を増やしていくために

地方自治体を中心にした地域日本語教育の体制整備が進められる中、担当する自治体職員の取り組みが事業全体に大きな影響を与えるようになりました。そこで、2020年度より日本語教室の運営に携わり、現在、様々な機会にその取り組みの紹介を依頼される福岡県古賀市の渋田典子さん(まちづくり推進課...


地域日本語教育のこれからを読む

地域日本語教育のこれからを読む

2022年6月7日、「経済財政運営と改革の基本方針2022」(以下、「骨太の方針2022」)が閣議決定されました。その第3章では、「外国人材の受入れ・共生」という項目が立てられ、外国人との共生社会の実現に向けた取り組みとして、地域における日本語教育の体制づくり等があげられています。本コラムでは、「骨太の方針2022」を基に、これからの地域日本語教育を読み解きます。(深江新太郎/NPO多文化共生プロジェクト)...


地域日本語教室づくりの肝となる、チームビルディングとは

地域日本語教室づくりの肝となる、チームビルディングとは

2022年5月30日に福岡県・日本語教育環境整備事業(文化庁・補助事業)の一環で、福岡県古賀市の日本語教室を対象に「つながる!チームビルディング研修-みんなが楽しく活動するために必要なこと-」(以下、チームビルディング研修)を行いました。地域日本語教育というと、主にその内容面に注目が集まるのですが、同じように大切なことにチームビルディングがあります。今回のコラムでは、このチームビルディングのエッセンスを考えます。(深江新太郎/NPO多文化共生プロジェクト)...


日本語教師の文法についての知識を、地域日本語教育コーディネーターとしてどう生かすか

日本語教師の文法についての知識を、地域日本語教育コーディネーターとしてどう生かすか

前回のコラムでは地域日本語教育コーディネータ―について、文化庁の「日本語教育人材の養成・研修の在り方について(報告)改定版」を基に整理した上で、日本語教師がその強みを生かしながら地域日本語教育コーディネータ―として活動するためには、日本語教室の役割を知ることが大切であるという点を考えました。今回のコラムでは、日本語教師が地域日本語教育コーディネータ―として教室活動をデザインするときに、日本語の文法に関する知識をどう生かすかについて考えます。(深江新太郎:多文化共生プロジェクト)...


日本語教師が地域日本語教育コーディネーターとして活動するためには?

日本語教師が地域日本語教育コーディネーターとして活動するためには?

地域日本語教育コーディネーターという仕事をご存知ですか。たとえば最近では、福岡市、兵庫県、愛知県において、地域日本語教育コーディネータ―の募集が行われました。これまで日本語学校などで働いていた日本語教師にも、地域の日本語教育に携わる機会が生まれつつあります。ただ、日本語教師が地域の現場で活動する場合、学習者や教室の目的の違いから戸惑うこともあるようです。日本語教師がその能力を生かしながら、日本語教室の運営に関わるためにはどのような知識が必要でしょうか。今回のコラムでは、日本語学校と日本語教室の役割の違いに着目しながら、日本語教師がどのような視点を持つと地域日本語教育コーディネーターへの道につながるのか考えたいと思います。(深江新太郎:多文化共生プロジェクト)...