2023年 06月 05日
学習目標について考える―目標を持った授業とは?―第2回「学習目標」を見失った授業の失敗例
前回は「目的」「目標」「手段」を把握した上で授業を展開しよう!というお話でした。なぜ「目標」を意識することがそんなに大切なのでしょうか。今回は、そうしなかったが故の失敗談をご紹介しようと思います。(執筆:望月雅美)...
日本語ジャーナル(通称:NJ)は、外国人に日本語を教える「日本語教育」に役立つサイトです。日本語教師や学習者のリアルな姿、日本語の教え方のノウハウ、検定試験や最新の本の情報、知っておきたい法律や行政の動きなど、幅広くかつ分かりやすくお伝えします。
前回は「目的」「目標」「手段」を把握した上で授業を展開しよう!というお話でした。なぜ「目標」を意識することがそんなに大切なのでしょうか。今回は、そうしなかったが故の失敗談をご紹介しようと思います。(執筆:望月雅美)...
日本語教育関係者が心待ちにしていた「日本語教育の適正かつ確実な実施を図るための日本語教育機関の認定等に関する法律」(以下、日本語教育機関認定法)が、2023年5月26日に可決、成立しました。いよいよ、新しい法律の下で、日本語教育機関の認定および「登録日本語教員」の国家資格が創設されることになりました。...
対面での活動が戻り始めた現在ですが、対面で行えるようになっても、オンラインでの活動に対するニーズがなくなるわけではありません。福岡県福岡市は、地域の日本語教室が対面だけでなくオンラインでの活動も行えるように施策を進めています。(深江新太郎/福岡市・日本語教育施策アドバイザー)...
今回の「日本語教師プロファイル」はフリーランス日本語教師であり、教師としての成長を目指す日本語教師のグループ「日本語教師こんぶの会」の中村妙子さんの登場です。中村さんは2023年3月仲間とともに一般社団法人「グローバルサポートセンター」を立ち上げました。今後、日本語教育のみならず、様々な困りごとを抱えた人のサポートをしていきたいともおっしゃっています。中村さんのキャリアと日本語教師についての考えなどを伺いました。...
2023年4月24日、政府の外国人労働者等特別委員会は、特定技能2号の対象分野を大幅に拡大する方針を示しました。これに先立ち、「技能実習制度及び特定技能制度の在り方に関する有識者会議」は、技能実習制度の廃止およびそれに代わる新制度の創設を提案していました。今、日本の外国人労働者受け入れに関わる制度が、大きな転換期を迎えています。...
ゴールデンウィークが明け、新緑の美しい季節になりました。新たに入学した学習者の皆さんは、少し日本の生活に慣れてきたころでしょうか。文法、地域日本語教育、検定試験対策など、今月も多彩なテーマで開催されるセミナー情報をお知らせします。...
皆さんが日本語を教えている学習者はどこから来ていますか。学習者の出身国、出身地域についてどれぐらい知っていますか。日本語や日本文化を教えるだけでなく、学習者の国や文化にも関心を持ち、少しでも知っておくと、思いがけない会話のきっかけになったり、学習者の考え方を知る手掛かりになったりすることもあるかもしれません。第6回はミャンマーです。(編集部)...
ここでは、令和5年度の日本語教育能力検定試験を受験される方向けに、その傾向と対策について考えます。言語学は検定試験の出題範囲の5分野の中の「言語」の中の「言語の構造一般」に含まれる重要な領域ですが、苦手にしている方も多いところです。「何となく難しそう」「覚えることが多そう」などと思っている方は、人物を中心にして重要項目を整理してみるのも一つの方法です。...
「学習目標を考えることは大切です。必ず設定しておきましょう」そう言うとこのような質問を受けることがあります。「目標って毎回考えなければいけませんか」「『教科書○課を終らせる』という目標でいいですか」「目標設定のしかたがわからないんですけど……」ここでは、3回にわたって学習目標の必要性や設定のしかたについて皆さんと一緒に考えていきたいと思います。(執筆:望月雅美)...
これまで、私が実践している雑談の授業のことや、雑談をどう捉えて教えているのかを2回に分けてお話ししてきました。記事をお読みくださった方から、「もっと具体的な活動や練習方法を知りたい」というお声をいただきましたので、今回の記事では、私がよく実践している雑談の活動を2つご紹介いたします。(執筆:加須屋...
今回の「日本語教師プロファイル」でご紹介するのは、愛知県星城大学留学生別科の講師林エミさんです。台湾での日本語教師デビューから現在に至るまでの歩みや、ご自身のキャリアに関する考えなどについてお話を伺いました。また所属機関で新しい教科書を導入した際の経験談は皆さんの参考になるのではないでしょうか。...
2023年4月10日に「技能実習制度及び特定技能制度の在り方に関する有識者会議」は中間報告をまとめ、技能実習制度の廃止およびそれに代わる新制度の創設を提案しました。これまでも多くの問題や実態との乖離が指摘されてきた技能実習制度が大きく変わる方向で動き始めました。...
2023年12月の試験から、一部の試験内容に変更があった「日本語能力試験(JLPT)」。アルクから、最新の試験傾向に対応した模試シリーズが発売されました!...
東京では桜が散り、緑が美しい季節になってきました。日本語教育機関は新学期が始まり、留学生でにぎやかになっていることと思います。一息つく(?)ころの5月、6月に行われる日本語教師のためのセミナー情報をお届けします...
日本語教師の皆さんは「日本語検定」をご存知でしょうか。日本語検定は、日本人(日本語母語話者)向けの日本語の総合的な能力を測る検定です。今回は「日本語検定」の事務局の方々に話を伺いました。事務局の方によると、検定結果から、日本人の日本語力は年々落ちていることが読み取れるそうです。日本語検定の内容とともに、日本語力低下の原因や、日本語力を上げるためにできること、日本語教師としてどのように日本語検定を活用できるか、などをお話しいただきました。...
日本語教師にわからない日本語なんて……ある!この記事では、NJ編集者(妙齢)が「よく見るけど実はよくわかっていない」「今さら誰かに聞けない」流行語にあらためて向かい合ってみたいと思います。流行語=言葉の乱れ……などと思わず、日本語の奥深さや面白さを見つめるきっかけにしてください。...
この記事では、令和5年度の日本語教育能力検定試験を受験される方向けに、過去問を通してその傾向と対策について考えます。まず文法について、令和元年度~令和5年度の直近の5年分の過去問から傾向を見てみましょう。まだ過去問を見たことがない方には難しく思えるかもしれませんが、これからしっかり検定対策用のテキストなどを使って勉強していけば大丈夫です。「NAFL...
皆さんが日本語を教えている学習者はどこから来ていますか。学習者の出身国、出身地域についてどれぐらい知っていますか。日本語や日本文化を教えるだけでなく、学習者の国や文化にも関心を持ち、少しでも知っておくと、思いがけない会話のきっかけになったり、学習者の考え方を知る手掛かりになったりすることもあるかもしれません。第5回はベトナムです。...
3月2日の日本語ジャーナルでご紹介した韓国人学生キムヒョンミンさんが通っている日立さくら日本語学校は、地域との交流も盛んです。2023年2月には支援してくださる方々を招待して留学生の学習成果発表会が行われたそうです。日立さくら日本語学校の取り組みについて校長の松浦みゆき先生、日立市文化・国際課武内さんにお話を伺いました。地域の日本語学校の在り方についてヒントが見えてくるのではないでしょうか。...