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日本語教師の将来性を生成AIに聞いてみました

日々のニュースで、その言葉を聞かない日がないというぐらい注目されている「生成AI」。社会のあらゆる面で広く普及し始めていますが、未だに敬遠している日本語教師は少なくないかもしれません。生成AIを使い始めるのは何となく敷居が高そうに見えますが、実は驚くほど簡単です。ここでは生成AIを使い始める方法と、実際に生成AIを使って日本語教育に関連してあれこれ聞いてみたことをレポートします。

代表的な生成AIを使うには

代表的な生成AIとしてよく名前が挙がるのは、「ChatGPT(チャット ジ―ピーティー)」「Bard(バード)」「Bing(ビング)」などです。

それぞれ細かい違いはありますが、まずは使い始めてみて、その効果を実感するのがいいと思います。それぞれの使い方は非常に簡単です。

ChatGPT

Introducing ChatGPT (openai.com)

最初にアカウントの作成が必要です。上記のURLの画面から「Try ChatGPT」→「Sign up」→メールアドレスの入力→電話番号の入力→電話番号のSMSに届いたコード入力……のように進めれば、ChatGPTが使用できるようになります。

Bard

https://bard.google.com/chat

BardはGoogleがリリースした生成AIです。アカウント作成は不要で、上記のURLからすぐに使い始めることができます。

Bing

https://www.bing.com/

BingはMicrosoftが提供する検索エンジンですが、こちらにChatGPTが搭載されています。アカウント作成は不要で、上記のURLの画面の左上にある「Chat」をクリックすれば、すぐにBingが使えるようになります。

日本語教師の将来性は明るい?

3つの生成AIに同じ質問を投げてみました。まずは、「日本語教師の将来性」についてです

日本語教師であれば気になるこの質問に対して、3つの生成AIが全て、「日本語教師の将来性は明るい」と前向きに答えてくれました。理由として挙げていたのは、大きく以下の3点です。

・グローバル化の進展

・日本への国際的な関心

・オンライン教育の普及

グローバル化の進展により国境を越えた人の移動が盛んになり、外国人が日本に留学する、あるいは日本で働く機会が増え、それに伴って日本語を学ぶ外国人も増えるという予想です。特に、外国人が日本で働くことについては、少子高齢化による日本人の生産年齢人口の減少を背景に、政府が外国人材の確保に積極的であることが強い根拠になっています。

日本への国際的な関心が増加するためには、日本が経済力や文化面で世界から見て魅力のある国であることが条件になるでしょう。また、オンライン教育により、物理的な距離や時間の制約が軽減され、国内以外の日本語学習者にも容易に授業を提供できるようになることは、日本語教師にとって明るい材料の一つだと思います。

生成AIの中には、日本語教師の国家資格化により、日本語教師の資格やスキルの標準化が図られることで日本語教師の職業価値が高まるだろうと、最新状況を反映して予測しているものもありました。

日本語はどこが難しい?

次に、「日本語を学ぶ際の難しさ」について聞いてみました。生成AIが挙げてきた理由は、主に以下の3点です。

・文字

・敬語

・文化的な背景

日本語のように、ひらがな、カタカナ、漢字の3種類の文字を使い分ける言葉というのは、他にはあまり例がないでしょう。アルファベット26文字さえ覚えればいいという言葉が母語である学習者にとってみれば、とてつもなく文字の種類の多い言葉だと思います。

敬語は相手や状況に応じて使い分ける必要がありますが、非常に複雑な体系を持っており、習得するのはなかなか大変だと思います。そして敬語の形だけではなく、その背景となる文化的な理解が必要になる場合もあります。

改めて考えると、日本語を習得するということは決して容易なことではありません。そんな日本語を学ぶのに必要なのは、継続的な学習と、それを支える学習者のモチベーションの維持です。いずれの生成AIも、このモチベーションの維持を日本語習得のキーワードに挙げていました。

日本語はこれからどうなる?

最後に「日本語はこれからどう変化するか」を聞いてみました。変化の要因として挙げられたのは、少子高齢化や国際化などの社会の変化に伴う言葉の変化です。

過去の歴史を振り返って見ても、社会の変化が言葉に影響することは容易に想像できます。これから日本社会が迎える変化としては、生成AIは

・少子高齢化

・国際化

・情報化

などを挙げていました。

これから日本社会はどのように変化していくのか、それに伴って日本語教師の役割はどのようになっていくのか、そして日本語そのものはどのように変化してくのか、生成AIと会話しながら、あれこれと考えてみるのも楽しいものです。

book.alc.co.jp

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