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日本語ジャーナル(通称:NJ)は、外国人に日本語を教える「日本語教育」に役立つサイトです。日本語教師や学習者のリアルな姿、日本語の教え方のノウハウ、検定試験や最新の本の情報、知っておきたい法律や行政の動きなど、幅広くかつ分かりやすくお伝えします。


学習者数はコロナ前の水準へー「令和5年度 国内の日本語教育の概要」を読む

学習者数はコロナ前の水準へー「令和5年度 国内の日本語教育の概要」を読む
毎年恒例の「国内の日本語教育の概要」の令和5年度版が発表されました。今年からは、日本語教育の所轄の移管により、文化庁ではなく文部科学省のサイトにアップされています。日本国内の日本語教育の現状を確認しておきましょう

登録日本語教員の経過措置に係る経験者講習

登録日本語教員の経過措置に係る経験者講習
20241015日から、登録日本語教員の経過措置講習に係る経験者講習が始まります。経過措置の対象になる方はルートによっては修了が必須となる講習ですが、それ以外の方も受講は可能です。文部科学省から発表になった内容を、わかりやすくお伝えします。

日本語能力試験と国際交流基金日本語基礎テストの応募者・受験者が大幅増加

日本語能力試験と国際交流基金日本語基礎テストの応募者・受験者が大幅増加
 20248月、国際交流基金から20247月の日本語能力試験の実施概要が発表されました。それによれば、日本語能力試験の海外の応募者が7月の試験としては過去最多、国内の応募者も過去最多、さらに全体の応募者数は1回の試験としては過去最多になったようです。また、同じく国際交流基金の日本語基礎試験の受験者も昨年から大幅に増加しています。具体的な数値を見ながら、その背景を探ります。

募集中! 海外日本語教師派遣プログラム

募集中! 海外日本語教師派遣プログラム
コロナ禍も落ち着き、海外と日本の人の行き来が戻ってきました。日本国内の日本語学習者は順調に増加していますが、来日せずとも海外で日本語を学んでいる学習者は約379万人もいます。そのような海外の日本語教育の現場に入って、現地の日本語教育を支援する日本語教師の派遣プログラムをご紹介します。

「技能実習制度」から「育成就労制度」へ

「技能実習制度」から「育成就労制度」へ
2024614日に、「育成就労制度」の創設を盛り込んだ改正入管難民法が参議院で可決、成立しました。これまで何かと批判の多かった「技能実習制度」に代わり、新しい制度がスタートします。ここでは、「技能実習制度」から「育成就労制度」への変更点、またその中での日本語教育の位置づけについて見ていきます。

インバウンド訪日客がコロナ禍前を上回る

インバウンド訪日客がコロナ禍前を上回る
JNTO(日本政府観光局)の発表によれば、2024年春はコロナ禍前を上回る外国人旅行客が日本を訪れていたことがわかりました。特に3月、4月は、観光地や町中で外国人の姿を見かける機会が増えたのではないでしょうか。初めて日本にやってきた旅行客の目に、日本社会や日本語はどのように映るのでしょうか。

2024年6月 日本語教師のためのセミナー情報

2024年6月 日本語教師のためのセミナー情報
暑さを感じつつも過ごしやすい気候が続くこのごろですね。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。さて2024年6月のセミナー情報をお届けします。冒頭で紹介しています、「『できる日本語』ブラッシュアップ講座」は先日、名古屋で開催され、大変盛況で、学校同士の横のつながりも生まれたようです。時間の許す方はぜひさまざまなセミナーに参加して刺激を受けてください。

「日本語教育機関認定法 よくある質問集(令和6年4月18日公開版)」を読む

「日本語教育機関認定法 よくある質問集(令和6年4月18日公開版)」を読む
「日本語教育機関認定法 よくある質問集」は、文化庁によって日本語教育の所管が行われていた時から改定が重ねられてきたものです。今回の改定版によりQA233にも及ぶ、大変充実した「質問集」になりました。この「質問集」の中から、新しく更新された情報を中心にピックアップしてみます。

在留外国人数が過去最高の341万人に

在留外国人数が過去最高の341万人に
出入国在留管理庁によれば、令和5年(2023)末現在における在留外国人数は、341992人となり、前年末(3075,213人)に比べ、335,779人(10.9%)増加しました。令和4年(2022)年末に、在留外国人数は初めて300万人を超えましたが、その後も増加の勢いは増すばかりです。在留外国人数の増加の背景を考えます。 

ローマ字表記の内閣告示を70年ぶりの見直しへ

ローマ字表記の内閣告示を70年ぶりの見直しへ
文化審議会国語分科会 国語課題小委員会は、1954年に出されたローマ字表記に関する内閣告示の見直しについて報告案を取りまとめました。70年前に定められたローマ字表記の内閣告示が見直されることになりそうです。ローマ字表記に関する現状と問題点についてまとめます。

日本語能力試験N4応募者急増の背景とは

日本語能力試験N4応募者急増の背景とは

毎年7月と12月に日本国内を含む世界各地で実施されている日本語能力試験。2023年6月の応募者数が発表されましたが、その受験者総数はコロナ禍前の数字まで回復していました。その一方、応募者の内訳はコロナ禍前と大きく異なっていました。公表されているデータから日本語能力試験の応募者の動向を考えます。...


2024年2月・3月 日本語教師のためのセミナー情報

2024年2月・3月 日本語教師のためのセミナー情報

2024年1回目のセミナー情報となる今回、たくさんの情報をお寄せいただいております!ChatGPTやオンライン授業をテーマにしたセミナーも開催予定。教師を目指している方も、現役日本語教師の方もぜひご確認ください。メインテキスト「できる日本語」シリーズの講座も3月より随時開催予定です。教科書採用に興味のある方、ぜひご参加くださいね。...


日本語教員試験の試行試験の受験者に聞く

日本語教員試験の試行試験の受験者に聞く

2023年12月10日(日)に日本語教員試験の試行試験が全国5カ所で行われました。今回の試行試験の結果を踏まえて、2024年秋には日本語教員試験の本試験が実施される予定です。ここでは、試行試験の受験者の声と合わせて、日本語教員試験についてまとめておきます。...


2024年1月・2月 日本語教師のためのセミナー情報

2024年1月・2月 日本語教師のためのセミナー情報

毎年同じことを言っている気がしますが、あっという間に年末がやってきました。日本語教育業界にとって、大きな動きがあった1年間でした。これからますます、日本語教師として新しい情報を得たり、知識を蓄えたりすることが求められて来ると思います。今月のセミナーも、ぜひご活用ください。...


登録日本語教員になるには、どうしたらいいの?

登録日本語教員になるには、どうしたらいいの?

2023年の日本語教育界の大きな話題の一つは、登録日本語教員ではないでしょうか。現在日本語を教えている人やこれから日本語教師になることを考えている人向けに、登録日本語教員になることのメリット、登録日本語教員になるためのルート、今後のスケジュールについてなど、登録日本語教員に関する情報をまとめておきます。...


技能実習制度に代わる新制度で日本語能力を重視 ――日本語教育業界に与えるインパクト

技能実習制度に代わる新制度で日本語能力を重視 ――日本語教育業界に与えるインパクト

政府の有識者会議である「技能実習制度及び特定技能制度の在り方に関する有識者会議」は、2123年10月に、外国人の技能実習制度を廃止し、人材確保と人材育成を目的とする新たな制度を創設するためのたたき台を発表しました。たたき台の中では、特に日本語能力の向上の重要性が強調されています。また、この後に行われた11月の会議では、たたき台の修正案が事務局から出されました。ここでは、たたき台と修正案の内容、またその中での日本語教育の位置づけについて見ていきます。...


2023年12月 日本語教師のためのセミナー情報

2023年12月 日本語教師のためのセミナー情報

急に寒くなり体温調節が難しいこのごろですね。でも寒いぐらいのほうが頭が冷えてよく動く気がします。日本で初めての冬を迎える、暖かい国の出身の学習者の方は体調管理が難しいかもしれないので、授業で防寒の話をするのもいいかもしれません。それでは今年も終わりに近づきつつある、12月の日本語教師のためのセミナー情報です。...


令和4年度 国語に関する世論調査――「涼しい顔」はどんな顔? 「忸怩たる思い」はどんな思い?

令和4年度 国語に関する世論調査――「涼しい顔」はどんな顔? 「忸怩たる思い」はどんな思い?

文化庁から、令和4年度「国語に関する世論調査」の結果が発表になりました。日本語やコミュニケーション、ローマ字表記に関する意識、気になる言葉や日本語の変化など、今の日本人の日本語に対する意識を数値で見て見ましょう。...