日本語ジャーナル(通称:NJ)は、外国人に日本語を教える「日本語教育」に役立つサイトです。日本語教師や学習者のリアルな姿、日本語の教え方のノウハウ、検定試験や最新の本の情報、知っておきたい法律や行政の動きなど、幅広くかつ分かりやすくお伝えします。


できあがる文が違う-「学習者の伝えたいこと」からスタートする文型導入とは

できあがる文が違う-「学習者の伝えたいこと」からスタートする文型導入とは

文型を導入し、教室活動を行うとき、「学習者の存在」はどう位置づけるかを考えたことがありますか。新しい文型を導入して繰り返し練習をする中では、学習者の「伝えたいこと」は軽視されがちではないでしょうか。学習者が思いを伝えられるようになることを目的とし、そこからスタートする教室活動を模索してみませんか。NPO多文化共生プロジェクト代表の深江先生によるコラムです。...


「今年の漢字」を予測してみる

「今年の漢字」を予測してみる

今や年末の風物詩ともなった「今年の漢字」。今年は12月12日(木)に、京都・清水寺において発表されます。「今年もいろいろなことがあったなー」「1年が過ぎるのは早いなー」などと毎年同じような感傷に浸るだけではもったいない。ということで、皆さんと一緒に「今年の漢字」を予想しながら、この1年を振り返ってみましょう。(編集長)...


日本語教師は「サービス業」。クライアントの欲しいものを最短で提供する

日本語教師は「サービス業」。クライアントの欲しいものを最短で提供する

今回お話をうかがった小山暁子さんは、契約する企業や大使館、ホテルのラウンジ、カフェなどで、主にビジネスパーソンに教えているフリーランス日本語教師のパイオニアです。フリーランスの日本語教師として、学校に属さずに教える方法についてお話しいただきました。...


「フィードバック」を見つめ直し、学習者の表現を広げよう

「フィードバック」を見つめ直し、学習者の表現を広げよう

学習者が規範的な使用からずれた日本語を使ったとき、それは「誤用」と呼ばれます。教師はそれを正すためのフィードバックを行います。しかしフィードバックの方法によっては、学習者は「正しい表現でなければ表現してはいけない」と考えてしまい、自分の伝えたいことを自由に表現できなくなります。では逆に、学習者の伝えたいことが浮かび出でくるようなフィードバックとはどんなものでしょうか。NPO多文化共生プロジェクト代表の深江先生によるコラムです。...


おにぎりを食べながら旅行談義に花を咲かす台湾の日本語学習者

おにぎりを食べながら旅行談義に花を咲かす台湾の日本語学習者

親日家が多いことで有名な台湾は、世界有数の日本語教育の盛んなところです。台湾の大学のコミュニティカレッジで、社会人向けに日々楽しく日本語を教える澤田尚美さんを通して、台湾人の日本語学習ニーズや日本観、台湾で日本語を教える際に必要な資質・能力などについてご紹介します。(地球人K)...


不就学をゼロに~外国人の子供たちの課題に取り組む浜松市

不就学をゼロに~外国人の子供たちの課題に取り組む浜松市

9月下旬、文部科学省(以下、文科省)は外国人の子供の就学状況について初めて全国調査の結果を発表しました。その数字は衝撃的なもので、実に1.9万人もの義務教育相当年齢の外国籍児が不就学である可能性があることがわかりました。多くの子供たちが学校にも行かず、日本語や学力が不十分なまま大人になってしまうのは、本人や家族にとってはもちろん、日本社会にとっても不幸なことです。静岡県・浜松市では、5年以上前からこの問題に取り組み、不就学ゼロを実現してきました。全国的な問題解消のために、浜松市の取り組みから学べることを考えます。(編集長)...


「何かのために」があってもなくても、日本語を学びたい!学習者の元へ

「何かのために」があってもなくても、日本語を学びたい!学習者の元へ

日本語学習の多くが、仕事で使うから、検定試験のため、履歴書に書けるから、将来日本に行きたいからなど「何かのために」勉強をしています。しかし、実はそうではなく、語学が好きだから、好奇心があるからなどの理由で長い間学んでいる学習者もいます。今回お話をうかがった日本語教師の内山聖未さんは、JICAを通してそんな熱心な学習者の元へ行き日本語を教えてきました。派遣先での様子やこれから活動したいことについてなどお話しいただきました。...


学習者のことばを生むのは教師の「聞く力」

学習者のことばを生むのは教師の「聞く力」

学習者には伝えたいことがあります。しかし、多くの教室活動は、教師の教えたいことを中心に進みます。前回のコラムでは、学習者の伝えたいことを中心に教室活動を進めるための、問いかけの重要性について考えました。本コラムは、教師が問いかけを行った後、学習者のことばをどのように聞けばよいのか、また聞き方によって、どのような差が出るのかについて考えます。NPO多文化共生プロジェクト代表の深江先生によるコラムです。...


日本語を学ぶ学習者に日本語について色々と質問してみました!

日本語を学ぶ学習者に日本語について色々と質問してみました!

なぜ、数ある外国語の中から日本語を選んで学ぼうと思ったのでしょうか。そしてどんな勉強法で学んでいるのでしょう。日本在住経験のあるイタリア、スウェーデン、フィリピン、モンゴル、インドネシア、ベトナム、そしてマレーシア出身の人に日本語学習についてアンケートをとりました。...


自ら立ち上げた日本語教室で学習者に笑顔を

自ら立ち上げた日本語教室で学習者に笑顔を

現在、日本在留の外国人は280万人以上(法務省統計)。その中には留学生ではない、いわゆる生活者、児童、生徒も含まれており、そうした方たちの日本語学習は、多くの場合、日本語ボランティアによって支えられています。今回は、ボランティア養成講座終了後、既存の日本語教室に所属するのではなく、すぐに仲間とともに自らボランティアの日本語教室「えがおで日本語サロン(注1)」を立ち上げた石井教文さんにお話を伺いました。(仲山...


月末には学校で飲み会?教師としての働きやすさ

月末には学校で飲み会?教師としての働きやすさ

勤務するオーストラリアのシャロームカレッジには、日本で行なっていたことを私の代わりに専門にやってくれるエキスパートがいます。その存在や勤務時間のおかげで、日本にいた時よりも、教師としての本来の本務である「教えること」により専念できる環境になっています。教師としてより働きやすいと感じる、その他の違いについて書きたいと思います。(日本語教師・黒沢毅)...


学習者が表現したくなるかどうかは、教師の問いかけ次第

学習者が表現したくなるかどうかは、教師の問いかけ次第

日本語教師は学習者に問いかけるとき、本当に知りたいと思うこと、学習者が自ら語りたくなることを問いかけているでしょうか。文法やことばが正しく使えているか、その確認のための質問をしていることが多くないでしょうか。本コラムでは、学習者が自分の思いや考えを日本語で表現するために、私たちは教室活動においてどのような問いかけを行ったらよいのかを考えます。NPO多文化共生プロジェクト代表の深江先生によるコラムです。...


「憮然」「御の字」「砂をかむよう」の本来の意味は?~平成30年度国語に関する世論調査

「憮然」「御の字」「砂をかむよう」の本来の意味は?~平成30年度国語に関する世論調査

文化庁から、平成30年度「国語に関する世論調査」の結果が発表になりました。さまざまな慣用句等について、今の日本人がどのように理解し、使っているか、興味深い調査結果が出ています。(NJ編集部)...


日本語教育の楽しさを多くの人に伝えたい

日本語教育の楽しさを多くの人に伝えたい

JICA青年海外協力隊を通じてモンゴル、また留学先のイギリスで日本語を教えたご経験のある高嶋幸太さん。日本でも複数の大学で日本語教育に携わり、執筆活動や全国で講演・セミナー活動も行っています。そんな高嶋さんに日本語教育、日本語教師についてお話をうかがいました。...


副業あるいはパラレルキャリアのとしての日本語教師

副業あるいはパラレルキャリアのとしての日本語教師

政府の働き方改革を背景に社会的に副業への関心が高まっています。日本語教師の中にも、日本語を教えながら別の仕事を掛け持ちしている人がたくさんいます。日本語教師と別の仕事の「二足(以上)の草鞋」を履き、生き生きとした毎日を過ごしているお二人をご紹介します。(地球人K)...


50カ国・地域の日本語学習者に発信するYouTuberあっきーさんの活動

50カ国・地域の日本語学習者に発信するYouTuberあっきーさんの活動

YouTubeは世界中に約20億人の視聴者がいるといわれています。音楽、商品紹介、生活情報などさまざまなジャンルがありますが、大学受験、資格、語学などの教育系のコンテンツも充実しています。今回は、「三本塾」というチャンネルを運営する、日本語教師YouTuberあっきーさんの活動をご紹介します。(NJ編集部)...


速報:国際交流基金最新日本語教育機関調査~機関数、教師数、学習者数はいずれも増加

速報:国際交流基金最新日本語教育機関調査~機関数、教師数、学習者数はいずれも増加

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、海外の各国・地域の日本語教育の現状について定期的に「海外日本語教育調査」を行い、発表しています。この度、その最新版(2018年度調査)がまとまりましたので、その結果を速報します。(新城宏治)...


韓国の日本語学習者のことが気になる

韓国の日本語学習者のことが気になる

皆さんが日本語を教えているクラスの中に韓国出身の方はいらっしゃいますか? 韓国の日本語学習者にとって、またその学習者に日本語を教えている日本語教師にとって、ここ数カ月の日韓関係は大変心配な状況になっていると思います。でも、情報は正しく伝わっているのか。誤解はないのか。日本の報道からは見えてこない韓国人の皆さんの生の声を取材しました。(地球人K)...