日本語を教える

日本語ジャーナル(通称:NJ)は、外国人に日本語を教える「日本語教育」に役立つサイトです。日本語教師や学習者のリアルな姿、日本語の教え方のノウハウ、検定試験や最新の本の情報、知っておきたい法律や行政の動きなど、幅広くかつ分かりやすくお伝えします。


学習目標について考えるー目標を持った授業とは?ー

学習目標について考えるー目標を持った授業とは?ー

「学習目標を考えることは大切です。必ず設定しておきましょう」そう言うとこのような質問を受けることがあります。「目標って毎回考えなければいけませんか」「『教科書○課を終らせる』という目標でいいですか」「目標設定のしかたがわからないんですけど……」ここでは、3回にわたって学習目標の必要性や設定のしかたについて皆さんと一緒に考えていきたいと思います。(執筆:望月雅美)...


雑談の授業について考える③---雑談を広げる・深める・楽しむ2つの活動

雑談の授業について考える③---雑談を広げる・深める・楽しむ2つの活動

これまで、私が実践している雑談の授業のことや、雑談をどう捉えて教えているのかを2回に分けてお話ししてきました。記事をお読みくださった方から、「もっと具体的な活動や練習方法を知りたい」というお声をいただきましたので、今回の記事では、私がよく実践している雑談の活動を2つご紹介いたします。(執筆:加須屋...


学習者の出身国について知ろう!-⑤ベトナム

学習者の出身国について知ろう!-⑤ベトナム

皆さんが日本語を教えている学習者はどこから来ていますか。学習者の出身国、出身地域についてどれぐらい知っていますか。日本語や日本文化を教えるだけでなく、学習者の国や文化にも関心を持ち、少しでも知っておくと、思いがけない会話のきっかけになったり、学習者の考え方を知る手掛かりになったりすることもあるかもしれません。第5回はベトナムです。...


「雑談」の授業について考える②---実践!雑談授業 

「雑談」の授業について考える②---実践!雑談授業 

第1回の記事では私の「雑談の捉え方」をご紹介しました。私は雑談を「人間関係を円滑にするための言語活動、および身体的動作」と定義しています。そこで、「話す・聞く」に限らず、日本人特有の「身振り」や「相槌」、会話をする時の「身体的距離」なども授業に取り入れています。日本語の授業で雑談指導を扱う場合は「日本人や日本語話者、あるいは日本で生活する人々との人間関係を円滑にすること」が目的となります。今回はこれらを取り入れた授業の実践をご紹介いたします。(執筆:加須屋...


雑談の授業について考える ①「雑談」をどう捉えるか

雑談の授業について考える ①「雑談」をどう捉えるか

よく学習者から「日本人と雑談がうまくできない」という言葉を聞きます。「雑談」と聞くと、私たちが普段しているような何気ない会話のイメージが思い浮かびます。じゃあ、それを教えればいいの?雑談で使われている会話表現を覚えて使えるようになれば、それで雑談ができるようになるの?...


学習者の出身国について知ろう!-④モンゴル

学習者の出身国について知ろう!-④モンゴル

皆さんが日本語を教えている学習者はどこから来ていますか。学習者の出身国、出身地域についてどれぐらい知っていますか。日本語や日本文化を教えるだけでなく、学習者の国や文化にも関心を持ち、少しでも知っておくと、思いがけない会話のきっかけになったり、学習者の考え方を知る手掛かりになったりすることもあるかもしれません。第4回はモンゴルです。...


学習者の出身国について知ろう!-③韓国

学習者の出身国について知ろう!-③韓国

皆さんが日本語を教えている学習者はどこから来ていますか。学習者の出身国、出身地域についてどれぐらい知っていますか。日本語や日本文化を教えるだけでなく、学習者の国や文化にも関心を持ち、少しでも知っておくと、思いがけない会話のきっかけになったり、学習者の考え方を知る手掛かりになったりすることもあるかもしれません。第3回は韓国です。...


日本語教師のためのコーチング入門 第3回  基本的なフレームワークを使ってみよう!

日本語教師のためのコーチング入門 第3回  基本的なフレームワークを使ってみよう!

第1回はコーチングとティーチング、第2回はどのようなときにコーチングを行うと効果的なのか、そして傾聴とインタラクティブリスニングについてお話ししましたが、第3回目となる今回はコーチングを行う際に使用する基本的なフレームワークについてご紹介します。学習者のモチベーションが下がっているようなとき、また日本語教師がキャリアに迷ったときなどに使えます。具体的なクライアント(学習者)を思い浮かべながら、フレームワークの手順に沿って面談をイメージしていただけると、わかりやすいと思います。(伊藤奈津美/早稲田大学 日本語教育研究センター 准教授)...


学習者の出身国について知ろう!-②台湾

学習者の出身国について知ろう!-②台湾

皆さんが日本語を教えている学習者はどこから来ていますか。学習者の出身国、出身地域についてどれぐらい知っていますか。日本語や日本文化を教えるだけでなく、学習者の国や文化にも関心を持ち、少しでも知っておくと、思いがけない会話のきっかけになったり、学習者の考え方を知る手掛かりになったりすることもあるかもしれません。今回は台湾についてご紹介します!...


日本語教師のためのコーチング入門 第2回どんなときに使う? 傾聴ってなに?

日本語教師のためのコーチング入門 第2回どんなときに使う? 傾聴ってなに?

第1回では、コーチングとティーチングについてお話ししましたが、今回は具体的に学習者と日本語教師を対象に、どのようなときにコーチングを行うと効果的なのかについて、そして、コーチングを行う際の最も基本となる傾聴についてお話しします。(伊藤奈津美/早稲田大学 日本語教育研究センター 准教授)...


学習者の出身国について知ろう!-①インドネシア

学習者の出身国について知ろう!-①インドネシア

皆さんが日本語を教えている学習者はどこから来ていますか。学習者の出身国、出身地域についてどれぐらい知っていますか。日本語や日本文化を教えるだけでなく、学習者の国や文化にも関心を持ち、少しでも知っておくと、思いがけない会話のきっかけになったり、学習者の考え方を知る手掛かりになったりすることもあるかもしれません。今回はインドネシアについてご紹介します!...


日本語教師のためのコーチング入門 第1回 コーチングの基本と、ティーチングとの関係を知ろう

日本語教師のためのコーチング入門 第1回 コーチングの基本と、ティーチングとの関係を知ろう

日本語教師のみなさんは「コーチング」と聞くと何を思い浮かべますか。「難しそう」とか「企業でやっているやつだから、関係ない」とか思っていませんか。実はコーチングは教育現場でも大いに力を発揮します。この連載では、学習者の目標達成や成長を促すコーチングの基本を知り、それをどのように日本語教育の現場に生かせるのか、解説していきたいと思います。第1回では、コーチングとは何か、ティーチングとはどう違うのか、ティーチングとコーチングにはそれぞれどんな利点があり、どんな場面で使えるのか、などについてお話しします。(伊藤奈津美/早稲田大学 日本語教育研究センター 准教授)...


ちょっとした工夫が効く!初級日本語テキストの使い方③ -応用練習で、教室を外の世界に少しだけ近づける

ちょっとした工夫が効く!初級日本語テキストの使い方③ -応用練習で、教室を外の世界に少しだけ近づける

書店の日本語教育コーナーに行けばたくさん並んでいる初級日本語総合テキスト。このシリーズでは日本で働き、生活する人のための初級日本語テキスト『アクセス日本語』(アルク)を例に、毎日の授業で活かせる小さな工夫をまとめています。最終回の今回は「応用練習」です。...


すべての子どもたちに学ぶ歓びを~ムンド・デ・アレグリア校長 松本雅美さん

すべての子どもたちに学ぶ歓びを~ムンド・デ・アレグリア校長 松本雅美さん

日本に住む外国ルーツの子どもたちの中には、日本の小中高校に通わず、ブラジル人学校やインド人学校など、外国人学校と呼ばれる学校に通う子もいます。しかし、外国人学校の実態は私たち日本語教師にもあまり知られていないのではないでしょうか。今回、2003年に静岡県浜松市に開校し、来年で20周年を迎えるという南米系の外国人学校ムンド・デ・アレグリアの松本雅美校長にお話を伺うことができました。...


日本語教師のためのよくわかる著作権 第2回 気を付けよう、著作権

日本語教師のためのよくわかる著作権 第2回 気を付けよう、著作権

授業のための教材を作っていると「著作権に触れていないのかな?」「どこまで使ってもいいのかな?」と悩むことがありますよね。「著作権オタク」を自認する我妻潤子さんのコラムシリーズ第2回は、著作権について誤解しがちなポイントについてご紹介いただきます。...


日本語教師のためのよくわかる著作権 第1回 著作権ってなぁに?

日本語教師のためのよくわかる著作権 第1回 著作権ってなぁに?

「著作権」と聞くと、気になるワードではあるけれど「なんだか難しくてよくわからない」と、ちょっとかまえてしまっている日本語教師の皆さんも多いのでは?日々、著作権関連の実務に携わり、日本語教師向けの著作権セミナーも積極的に行っている我妻潤子さんのコラム「日本語教師のためのよくわかる著作権」を3回シリーズでお届けします!...


ちょっとした工夫が効く!初級日本語テキストの使い方② -残り数分でもう1回!ドリル練習のアレンジ-

ちょっとした工夫が効く!初級日本語テキストの使い方② -残り数分でもう1回!ドリル練習のアレンジ-

「文型導入⇒基本練習⇒応用練習」と進める初級日本語クラスの授業。形通りやるのが鉄則と思われがちな基本練習もちょっとした工夫で変化をつけることができます。前回に引き続き、日本で働く人、生活する人のための初級日本語テキスト『アクセス日本語』(アルク)を例に、初級では欠かせないドリル練習の使い方をご紹介します!...


もしもJLPT対策で文法を教えることになったら①

もしもJLPT対策で文法を教えることになったら①

日本語学習者の日本語能力を認定する試験として一番よく知られているのが日本語能力試験(略称JLPT)です。学習者が自分の日本語能力を確認するだけでなく、例えば受験資格N2以上等、大学、専門学校の受験や、企業への就職の際の条件としても利用されます。もし、あまり日本語教授経験がないうちに、このJLPT対策を担当することになったら、どのように準備すればよいのでしょうか。今回はJLPTの試験内容のうち文法に限ってお話ししたいと思います。...