日本語ジャーナル(通称:NJ)は、外国人に日本語を教える「日本語教育」に役立つサイトです。日本語教師や学習者のリアルな姿、日本語の教え方のノウハウ、検定試験や最新の本の情報、知っておきたい法律や行政の動きなど、幅広くかつ分かりやすくお伝えします。


学習者の出身国について知ろう!-⑥ミャンマー

学習者の出身国について知ろう!-⑥ミャンマー

皆さんが日本語を教えている学習者はどこから来ていますか。学習者の出身国、出身地域についてどれぐらい知っていますか。日本語や日本文化を教えるだけでなく、学習者の国や文化にも関心を持ち、少しでも知っておくと、思いがけない会話のきっかけになったり、学習者の考え方を知る手掛かりになったりすることもあるかもしれません。第6回はミャンマーです。(編集部)...


日本語教育能力検定試験の傾向と対策2-10人の人物で見る言語学の歴史

日本語教育能力検定試験の傾向と対策2-10人の人物で見る言語学の歴史

ここでは、令和5年度の日本語教育能力検定試験を受験される方向けに、その傾向と対策について考えます。言語学は検定試験の出題範囲の5分野の中の「言語」の中の「言語の構造一般」に含まれる重要な領域ですが、苦手にしている方も多いところです。「何となく難しそう」「覚えることが多そう」などと思っている方は、人物を中心にして重要項目を整理してみるのも一つの方法です。...


学習目標について考えるー目標を持った授業とは?ー

学習目標について考えるー目標を持った授業とは?ー

「学習目標を考えることは大切です。必ず設定しておきましょう」そう言うとこのような質問を受けることがあります。「目標って毎回考えなければいけませんか」「『教科書○課を終らせる』という目標でいいですか」「目標設定のしかたがわからないんですけど……」ここでは、3回にわたって学習目標の必要性や設定のしかたについて皆さんと一緒に考えていきたいと思います。(執筆:望月雅美)...


雑談の授業について考える③---雑談を広げる・深める・楽しむ2つの活動

雑談の授業について考える③---雑談を広げる・深める・楽しむ2つの活動

これまで、私が実践している雑談の授業のことや、雑談をどう捉えて教えているのかを2回に分けてお話ししてきました。記事をお読みくださった方から、「もっと具体的な活動や練習方法を知りたい」というお声をいただきましたので、今回の記事では、私がよく実践している雑談の活動を2つご紹介いたします。(執筆:加須屋...


日本語教師プロファイル林エミさん―人生は偶然の重なりでできている!

日本語教師プロファイル林エミさん―人生は偶然の重なりでできている!

今回の「日本語教師プロファイル」でご紹介するのは、愛知県星城大学留学生別科の講師林エミさんです。台湾での日本語教師デビューから現在に至るまでの歩みや、ご自身のキャリアに関する考えなどについてお話を伺いました。また所属機関で新しい教科書を導入した際の経験談は皆さんの参考になるのではないでしょうか。...


有識者会議が外国人技能実習制度の廃止を提案

有識者会議が外国人技能実習制度の廃止を提案

2023年4月10日に「技能実習制度及び特定技能制度の在り方に関する有識者会議」は中間報告をまとめ、技能実習制度の廃止およびそれに代わる新制度の創設を提案しました。これまでも多くの問題や実態との乖離が指摘されてきた技能実習制度が大きく変わる方向で動き始めました。...


2023年5月・6月 日本語教師のためのセミナー情報 

2023年5月・6月 日本語教師のためのセミナー情報 

東京では桜が散り、緑が美しい季節になってきました。日本語教育機関は新学期が始まり、留学生でにぎやかになっていることと思います。一息つく(?)ころの5月、6月に行われる日本語教師のためのセミナー情報をお届けします...


日本人の日本語力を測る―「日本語検定」を知り、活用しよう

日本人の日本語力を測る―「日本語検定」を知り、活用しよう

日本語教師の皆さんは「日本語検定」をご存知でしょうか。日本語検定は、日本人(日本語母語話者)向けの日本語の総合的な能力を測る検定です。今回は「日本語検定」の事務局の方々に話を伺いました。事務局の方によると、検定結果から、日本人の日本語力は年々落ちていることが読み取れるそうです。日本語検定の内容とともに、日本語力低下の原因や、日本語力を上げるためにできること、日本語教師としてどのように日本語検定を活用できるか、などをお話しいただきました。...


日本語教師のための 今さら聞けない流行語2023ー推し活用語ー

日本語教師のための 今さら聞けない流行語2023ー推し活用語ー

日本語教師にわからない日本語なんて……ある!この記事では、NJ編集者(妙齢)が「よく見るけど実はよくわかっていない」「今さら誰かに聞けない」流行語にあらためて向かい合ってみたいと思います。流行語=言葉の乱れ……などと思わず、日本語の奥深さや面白さを見つめるきっかけにしてください。...


日本語教育能力検定試験 文法の問題の傾向を知ろう

日本語教育能力検定試験 文法の問題の傾向を知ろう

この記事では、令和5年度の日本語教育能力検定試験を受験される方向けに、過去問を通してその傾向と対策について考えます。まず文法について、令和元年度~令和5年度の直近の5年分の過去問から傾向を見てみましょう。まだ過去問を見たことがない方には難しく思えるかもしれませんが、これからしっかり検定対策用のテキストなどを使って勉強していけば大丈夫です。「NAFL...


学習者の出身国について知ろう!-⑤ベトナム

学習者の出身国について知ろう!-⑤ベトナム

皆さんが日本語を教えている学習者はどこから来ていますか。学習者の出身国、出身地域についてどれぐらい知っていますか。日本語や日本文化を教えるだけでなく、学習者の国や文化にも関心を持ち、少しでも知っておくと、思いがけない会話のきっかけになったり、学習者の考え方を知る手掛かりになったりすることもあるかもしれません。第5回はベトナムです。...


地域と連携する日本語学校の取り組み―日本語学校をプラットフォームに

地域と連携する日本語学校の取り組み―日本語学校をプラットフォームに

3月2日の日本語ジャーナルでご紹介した韓国人学生キムヒョンミンさんが通っている日立さくら日本語学校は、地域との交流も盛んです。2023年2月には支援してくださる方々を招待して留学生の学習成果発表会が行われたそうです。日立さくら日本語学校の取り組みについて校長の松浦みゆき先生、日立市文化・国際課武内さんにお話を伺いました。地域の日本語学校の在り方についてヒントが見えてくるのではないでしょうか。...


「雑談」の授業について考える②---実践!雑談授業 

「雑談」の授業について考える②---実践!雑談授業 

第1回の記事では私の「雑談の捉え方」をご紹介しました。私は雑談を「人間関係を円滑にするための言語活動、および身体的動作」と定義しています。そこで、「話す・聞く」に限らず、日本人特有の「身振り」や「相槌」、会話をする時の「身体的距離」なども授業に取り入れています。日本語の授業で雑談指導を扱う場合は「日本人や日本語話者、あるいは日本で生活する人々との人間関係を円滑にすること」が目的となります。今回はこれらを取り入れた授業の実践をご紹介いたします。(執筆:加須屋...


2023年3月・4月 日本語教師のためのセミナー情報

2023年3月・4月 日本語教師のためのセミナー情報

暖かくなり、桜が本格的に満開になるのも間近、という時期になりました。日本語教師の皆様は新たな留学生を迎え入れる準備でバタバタとお忙しいころかと思います。4月になったら新学期が始まり、あまり時間がない中になるかもしれませんが、お時間を見つけて気になるセミナーに参加してみてください。...


「話す・書くにつながる! 日本語読解」シリーズ 著者インタビュー

「話す・書くにつながる! 日本語読解」シリーズ 著者インタビュー

発行から7年経った「話す・書くにつながる! 日本語読解」シリーズ。初中級・中級・中上級の3冊揃ったこのシリーズは、読むだけにとどまらず、自分のこととして考え、書いたり話したりするところまで行うのが特徴です。7年の間、さまざまな日本語教育機関に使っていただいていますが、改めて本シリーズの魅力を紐解くために、著者の方々にインタビューを行いました。...


日本語教師の国家資格化法案、いよいよ国会へ

日本語教師の国家資格化法案、いよいよ国会へ

登録日本語教員、認定日本語教育機関、日本語教員試験……これまで耳にしたことがなかった新しい言葉とともに、日本語教師の国家資格化に関する法案が2023年2月21日に閣議決定され、国会に提出されました。国会での審議、可決を待つばかりとなったこの法案について、改めてポイントを確認しておきます。...


日本語教室の可能性を切り拓く「福岡モデル」とは

日本語教室の可能性を切り拓く「福岡モデル」とは

福岡県が2020年度から行っている日本語教育環境整備事業(以下、福岡県事業)の成果報告セミナーが2023年1月19日に開催されました。前回のコラムでは、各自治体の取り組み内容をまとめました。今回のコラムでは、福岡県事業のどのようなところが日本語教室の可能性を切り拓くのかお伝えします。(執筆:深江新太郎/福岡県・地域日本語教育コーディネータ―)...