2020年 07月 26日
漢字は悪魔が作った文字? 漢字習得のハードルが高い原因を探る
漢字への興味が動機となって意欲的に学ぼうとする人がいる一方で、その難しさから日本語習得そのものに挫折してしまう人も少なくありません。「漢字は難しい」と思うその原因は何なのでしょうか。「漢字は面白い」と思ってもらえる授業を目指すため、まずはその原因を探っていきたいと思います。(鈴木英子:(公財)宮城県国際化協会地域日本語教育アドバイザー)...
日本語ジャーナル(通称:NJ)は、外国人に日本語を教える「日本語教育」に役立つサイトです。日本語教師や学習者のリアルな姿、日本語の教え方のノウハウ、検定試験や最新の本の情報、知っておきたい法律や行政の動きなど、幅広くかつ分かりやすくお伝えします。
漢字への興味が動機となって意欲的に学ぼうとする人がいる一方で、その難しさから日本語習得そのものに挫折してしまう人も少なくありません。「漢字は難しい」と思うその原因は何なのでしょうか。「漢字は面白い」と思ってもらえる授業を目指すため、まずはその原因を探っていきたいと思います。(鈴木英子:(公財)宮城県国際化協会地域日本語教育アドバイザー)...
日本語を学ぶ目的やペースは人によってさまざまです。中には、自分の意志とは関係なく日本語を習得する必要に迫られる人たちもいます。例えば、家族の仕事などの都合で来日した子どもたちです。滞在が中長期にわたる場合、学校の定期テストや入学試験、就職活動をこなすほどの日本語力を、かなりの短期間で習得しなければなりません。今回ご紹介する教材は、そのような状況にある中学生の日本語学習者たちに寄り添う現場から生み出されたものです。...
日本で育った日本人は普段、苦もなく使っている、ひらがな・カタカナ・漢字などの日本語の文字。これらの文字を外国人学習者が習得しようとするとき、大きな壁が立ちはだかります。私も、長年日本語を教える中で、何度も学習者の文字習得への苦労を目の当たりにしてきました。...
いま、アジア地域では、日本語教育の裾野が急激に広がりつつあります。中国に次ぎ世界第2位の学習者数を誇るのは、世界屈指の多言語国家として知られるインドネシアです。約74.5万人の日本語学習者のうち、95%は高校生。大学の日本語教師の中には、日本での学位取得者も増えてます*1。古くから言語や文化の多様性を尊重してきたインドネシアで、日本語教育は、どのように進展しているのでしょうか。(安藤陽子)...
言葉を学ぶ時にも、教える時にも辞書は欠かせません。辞書と言えば『広辞苑』、『大辞林』のような分厚いものから三省堂の『新明解国語辞典』のように携帯できるものまで、形は様々です。『日本国語大辞典』という全14巻の大著もあれば、最近ではネット辞書しか使わないという人もいるでしょう。では現役の日本語教師の方々は実際にどのような辞書を使っているのでしょうか。また日本語教育に必須の辞書というのはあるのでしょうか。現役教師のお勧めの辞書をご紹介します。...
昨年、「50カ国・地域の日本語学習者に発信するYouTuberあっきーさんの活動」の記事でご紹介した、日本語教師YouTuberのあっきーさん。前回の記事掲載がご縁で、この度、アルクから『Casual...
どんな日本語教師でも、クラスの最初の授業は緊張するものです。どんな学習者だろう? うまく導入できるかな? 難しい質問をされたらどうしよう? そんな不安をお持ちのあなたのために、編集部が初日の授業に臨む前に読んでおいたほうがいいと思う5冊の本をご紹介します。誰もが最初は新人教師。しっかりと準備をして、気持ちを落ち着かせて、笑顔で教室に向かいましょう!(NJ編集部)...
日本語教師であれば避けて通れないのが「文法」です。日本語教師が文法をきちんと理解していないと日本語の授業は成り立ちませんし、学習者からの質問にも的確に答えられません。日本語教育における文法の大切さについて、日本語教師にとって必要な文法項目をコンパクトにまとめた『改訂版...
先日、編集部に1冊の本が送られてきました。書名は『介護と看護のための日本語教育実践:現場の窓から』(ミネルヴァ書房)。350ページを超える大著で、介護・看護分野の日本語教育の全体像が分かりやすくまとまっていました。本書をまとめられた神村初美先生に、最近注目度の高い介護・看護分野の日本語教育の現状と課題についてお話を伺いました。...
2019年9月6日にとうとう『日本語』が発売されました。Amazonでは大変多くの方々に先行予約をしていただき、またSNSでも拡散をしていただきました。本当にありがとうございました。8月は仕上げのチェック作業を経て、印刷所や用紙会社とやりとりをしました。(編集長)...
編集者の一番の特権である「取材」のプロセスを、2019年9月に刊行予定の「復刊日本語」編集部がご紹介します。企画が通るまでの前回に続く、5回連載の第2回です。立法の動きを追って霞ヶ関へ、技能実習生の話を聞きに食品工場へと編集者は飛び回ります。(編集長)...