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新出題範囲準拠『日本語教育能力検定試験 対策問題集』発売!

毎年10月に実施されている日本語教育能力検定試験(以下、検定試験)は、今年令和4年度(2022年)より新出題範囲による試験が始まります。それを前に、アルクから新出題範囲に準拠した『日本語教育能力検定試験 対策問題集』が8月30日発売となりました。合格をつかみ取るのに必要な実力養成のために本書をどのように活用できるか徹底解説します!

範囲にわたる出題範囲のポイントを押さえる -キーワード問題と演習問題-

検定試験対策の難しいところは何と言っても出題範囲が広く、多方面にわたっていること。それに加えて今年、令和4年度の試験から新出題範囲による試験が始まります。ここまで試験勉強を続けてきた方も「まだまだカバーできていない分野がある」と不安に思うこともあるのではないでしょうか。

そこで、効率的な学習のために本書では「社会・文化・地域」「言語と社会」「言語と心理」「言語と教育」「言語」の五つの出題分野それぞれに、基礎知識を押さえるためのキーワード問題区分横断的な練習をすることで総合的な知識を身に付けることができる演習問題を掲載しました。

キーワード問題はそれぞれの分野で覚えておきたい重要な用語を穴埋め形式で出題しています。キーワードを正しく覚えているか確認するためにももちろん有効ですが、用語集のように使うのもいいでしょう。

まずは基礎的な知識が身に付いているかどうか、穴埋め問題で確認してみましょう。答えられなかった問題は本試験までに内容や関連ワードをしっかり把握しておく必要があります。繰り返し見て、知識を定着させてください。

次に、本試験に近い形式の演習問題に取り組んでみましょう。今年から適用される新出題範囲を昨年度までの旧出題範囲と比べるとかなりの分野が重なっていることが分かります。

参考:NJ記事 速報!令和3年度日本語教育能力検定試験 実施要項発表

https://shop.alc.co.jp/blogs/ニュース/20210401-kentei-youkou

つまり、昨年度までの試験で頻出、重要とされていた項目は引き続きしっかりと押さえておく必要があるということです。長年アルクでは年度版ムック『日本語教育能力検定試験 合格するための本』を刊行し、出題傾向分析してきました。今回の対策問題集はその『合格するための本』2019年〜令和3年度版の中から特に頻出と思われる問題を厳選し、さらに今年度から加わった出題範囲の項目については新たな問題を追加したものです。それぞれの分野の専門知識を持つ執筆陣が問題作成に当たっています。

問題は出題傾向を踏まえて量や難易度に配慮し、バランスよく収録しています。まずは各章の演習問題にざっと目を通して問題の形式や傾向把握し、キーワード問題で基礎的な知識を確認してから、演習問題に取り組むという方法も効果的です。

詳しい解説で周辺知識を深める -解答・解説-

実際に日本語教師として教え始めると、試験対策の勉強をする学生たちに「練習問題を解いたら答えをチェックして終わり、じゃなくて、どうして間違えたのか、どんな問題が苦手なのか確認しましょう」と言うようになります。自分たちが受験する検定試験についても同じことが言えます。

本書には演習問題についての詳しい解説があり、問題の背景や周辺知識、関連ワードなども同時に学べるようになっています。問題を解いて、答えを確認して終わりではなく、答え合わせの先にさらなる学びがあると言えます。しっかり解説を読み込んで知識を広げ、総合的な知識を身に付けてください。

苦手意識を克服する! -聴解と記述式-

「聴解問題が苦手で…」「記述式はどうやって勉強すればいいかわからない」という声をよく聞きます。しかし、苦手意識を持っていては本番でも弱気になってしまいます。検定試験の目標はとにかく合格すること。満点を取る必要はないということを頭に入れておきましょう。問題の形式に慣れ、「6割は確実に取れる」「アクセントの問題は5割ぐらいかもしれないけれど、その分口腔断面図は完璧に頭に入っている」など自信を持って試験に臨むことが大切です。

聴解は「聴解耳をつくろう」で、聴解問題音声を聞き取るための耳を作るところからスタートします。そして、十分に練習を積んで模擬問題にチャレンジすることができます。記述式問題も「記述式とは」で書き方のコツをつかんでから、実際の問題に解答します。どちらも形式に慣れることで、焦らず本番に臨むことができます。もちろん、聴解問題は無料のダウンロード音声付きです。

検定試験本番まであと2カ月弱。そろそろ勉強の総仕上げに入る人も、まだまだ勉強量が足りないと不安に思っている人もいらっしゃるでしょう。9月に突入するこの時期が正念場、ぜひ書店店頭で新刊『日本語教育能力検定試験 対策問題集』を手に取って見てください。皆さまが最後の2カ月をしっかりと走り抜け、今よりもさらに自信を持って試験会場に向かうことを信じています!

*この問題集は2019年度〜令和3年度ムック『日本語教育能力検定試験 合格するための本』より問題と解答・解説を編集し、一部改訂・加筆したものです。

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