出願期間と提出書類に注意
今回の試験案内で明らかになったのは、試験日以外のスケジュールです。
試験実施日:令和6年11月17日(日)
オンライン出願期間:令和6年8月1日(木)~9月6日(金)
受験票発行:令和6年10月31日(木)
試験結果通知:令和6年12月20日(金)(予定)
オンライン出願は8月1日から始まりますので、受験をされる方は早めに出願を済ませるようにしましょう。
試験ルートの方は特に提出書類はありませんが、養成機関ルートの方は「登録日本語教員養成機関の養成課程修了証書(写し)」を出願時に提出する必要があります。また、経過措置ルートの方は、ルートに応じて必要な書類が異なります。「学士、修士又は博士の学位の証明書」が必要な方は大学に請求する必要があります。「日本語教育機関の在職証明書(写し)」が必要な方は、在籍している(た)日本語教育機関に、所定のフォームに則った在職証明書を作成してもらう必要があります。いずれの場合も、書類の発行に相応の時間は必要かと思われますので、早めに準備をしておけば安心です。
経過措置でも出願は必須
今回、特に注意が必要なのは、経過措置を利用することにより、日本語教員試験の基礎試験や応用試験が免除されている方も、オンライン出願をしなければならないということです。
これは、免除資格の確認のために出願が必要ということになります。出願しなければ、当然のことながら登録日本語教員としての資格も取れませんので、注意してください。要するに、登録日本語教員を目指す方は、どういうルートを使うにしろ、必ず期間内にオンライン出願をしなければならないということです。
試験会場は関東は4カ所
これまで、試験会場が全国8カ所であることは公表されていましたが、具体的な会場名が明らかになりました。
北海道 :TKP札幌カンファレンスセンター
東北:TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口
関東:駒澤大学(駒沢キャンパス)、TOC五反田、TKPガーデンシティPREMIUM品川高輪口、TKP新橋カンファレンスセンター
中部:名城大学(天白キャンパス)
近畿:大阪公立大学(中百舌鳥キャンパス)
中四国:TKPガーデンシティPREMIUM広島駅前
九州:九州大学(伊都キャンパス)
沖縄: 沖縄コンベンションセンター
試験会場の地域は出願時に選択できますが、地域内に複数の試験会場がある場合、会場を選択することはできません。なお、上記の試験会場は会場の都合により変更されることがありますので、必ずご自身の受験票に記載のある試験会場をご確認ください。
オンライン出願の流れ
オンライン出願の流れは以下のようになります。
①アカウント作成 :
Web サイト(https://nihongokyouinshiken.mext.go.jp/)より願書申請サイトにアクセスし、申請用のメールアドレス登録
②マイページ作成 :
登録したメールアドレスに送信されたURLよりパスワード設定
メールアドレス、パスワード設定完了をもって、試験のマイページ作成完了
③受験者登録
・願書申請者情報の入力
・顔写真データのアップロード
アカウント登録完了後に送られるマイページURLよりマイページにログインし必要事項を入力
・受験者情報(氏名、住所、受験希望地、資格取得ルート等と修了課程等)の入力
・顔写真データのアップロード
④受験科目申請 ・免除申請書類のアップロード
受験科目の申請 免除申請がある場合は、免除申請の書類をアップロードしてください。
⑤出願手続きの完了
受験者情報・顔写真データのアップロード:受験科目申請を持って出願が終了します。
⑥受験料の支払い
令和6年度の受験料は収入印紙での納付となります。
所定の台紙に必要な金額分の収入印紙を貼付して、所定の日本語教員試験事務局に送付(令和6年9月6日(金)の消印有効)
※念のため、配達の追跡ができる送付方法を利用するのがいいでしょう。
執筆:新城宏治
株式会社エンガワ代表取締役。日本語教育に関する情報発信、日本語教材やコンテンツの開発・編集制作などを通して、日本語を含めた日本の魅力を世界に伝えたいと思っている。
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