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受験者52人の調査データから見えてきた検定合格者の勝ちパターン

アルクの日本語教師養成プログラムを受講した方を対象としたアンケート結果(アルク教育総合研究所調べ)から、合格者と不合格者の学習時間の差や学習方法の違いをご紹介します。日本語教育能力検定試験に合格するために有効な学習時間や学習方法とはどのようなものでしょうか。これから受験する人はぜひ参考にしてください。(NJ編集部)

【調査概要

調査対象:2014年12月1日~2018年4月23日に「NAFL日本語教師養成プログラム」または「日本語教育能力検定試験 合格パック」に申し込み、アルクからのメールを受信許可した人

調査方法:Webアンケート

調査期間:2019年5月

回答件数:70件

※メール配信件数・回収率は非公開

※「日本語教育能力検定試験 合格パック」は期間限定販売の商品。2020年度版は、2019年10月下旬の発売予定です。

150時間以上の学習が有効。繰り返し学習することも必要。

記事35グラフ1

検定試験を受験される方がまず気になるのは、合格者はいったいどのぐらいの時間、学習したのかということでしょう。アンケートでは合格者の68.9%が150時間以上学習したと回答し、不合格者とは16.8ポイントの差がありました。

合格するための学習時間は150時間以上というのが一つの目安になりそうですが、これはもちろん150時間学習すればいいという意味ではなく、最低でも150時間以上は学習しないと合格するのは難しいと考えたほうがいいでしょう。

学習を始める日は人それぞれだと思いますが、試験日は皆さん一緒です(例年、10月下旬の日曜日に実施)。試験日までに残された日数をもとに、1日あるいは1週間にどれだけ勉強すればいいのかの計画を立てましょう。

「NAFL日本語教師養成プログラム」「日本語教育能力検定試験 合格パック」の基本となる教材は、共通となる「テキスト」「試験対策問題集」「模擬テスト」などです。リサーチによれば、これらの基本となる教材を合格者の80%以上が一通り(75%以上)学習していることが分かりました。

35グラフ2※★は「日本語教育能力検定試験 合格パック」の副教材

また、上記に加え、合格者は「日本語教育能力検定試験 合格パック」付属の「合格するための本」「合格するための問題集」「合格するための用語集」などを繰り返し学習した人の割合が高いことが分かりました。的を絞って繰り返し学習するというのが合格の秘訣のようです。

早いうちから模擬試験で実戦に慣れる。聴解・記述式問題対策も抜かりなく。

検定試験に合格するには十分な時間をとって基礎力を養うことも大事ですが、実戦問題に慣れることも重要です。皆さんの中にも、いつ頃から過去問題や模擬試験に取り組んだらいいか、悩まれている方が多いのではないでしょうか。

記事35グラフ2

アンケートでは、合格者の75.8%が「検定試験の1カ月前」までには、過去問題や模擬試験を通して解いており、不合格者とは19.4ポイントの差がありました。また、合格者の中には「受講開始後すぐ~1カ月未満」という、かなり早期に過去問題や模擬試験に取り組んだ人も17.2%いました。実戦問題には早めに慣れておいた方がよさそうです。

また、合格者の89.9%が音声・聴解問題を10時間以上学習しており、合格者の96.5%が記述式問題を解いていました(※NAFLと合格パックの修了条件から、問題数は2問以上解いたことが分かります)。聴解・記述式問題は対策をしていれば高得点が狙えますが、対策をしていないと全く歯が立たないので、抜かりなく準備したいものです。

いかがでしたでしょうか。合格者の学習時間や学習法を参考にしながら、皆さんもぜひ、検定試験合格の栄冠を勝ち取ってください。

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