「耳から覚える日本語能力試験 文法トレーニング」シリーズとは
「耳から覚える日本語能力試験 文法トレーニング」シリーズは、アルクのJLPT文法対策教材の超ロングセラーです。キャリア30年以上で、今でも情熱を持って教壇に立ち続ける日本語教師の著者陣の、「理解して覚えるだけでなく、しっかりと日本語が使えるようになってほしい」という願いの元、JLPT各レベルの文法(機能語)が効果的に学べるように作られています。人気の理由は、以下の三つです。
①聞きながら覚えるから記憶に残る!
文法(機能語)の意味毎に、例文一つの音声がついています。読んで書くだけでなく、聞いて、それを実際に発音することで、五感をフルに使って効果的に覚えられます。
②豊富な練習問題
ユニットごとにディクテーションと練習問題、数ユニットごとにまとめテスト、巻末には総合問題をしています。問題形式がJLPTと似ているため、実際の試験での得点力が身に付きます。
➂繰り返し登場する例文
本書の例文は、どれも著者たちが実際の生活で使う語や場面を意識して作りました。ディクテーション、練習問題、確認問題には、例文で使われた言葉が繰り返し登場するので、問題を解いてくことで、自然と日常で多く使われる文法・語彙が身に付きます。
では、今回の改訂では、どのような点が変わったのでしょうか。
本文が2色に。より読みやすく!
旧版ではモノクロだった本文が、学習効果が高いと言われる青を使った2色になりました。フォントも日本語学習者が読みやすいフォントを採用。「見やすさ」を重視しました。
また、旧版では文法(機能語)の意味だけでなく使う際のポイントや機能が混在していましたが、改訂版ではアイコンや表記を分けることで分かりやすくなりました。例文や項目は基本的に変わりませんが、例文は、時代や社会事情を考慮して、修正したものもあります。
文法(機能語)の接続が一目でわかる!
旧版では言葉だけで示されていた接続ですが、項目によってはどうしても品詞や活用の仕方が複雑になるため、長く分かりにくくなっていました。そこで改訂版では、品詞ごとのアイコンを使い、視覚的に分かりやすい図解にしました。品詞のアイコンについてはテキストの冒頭に一覧にしてまとめてあるため、まずはそれを確認してから使ってみてください。
また、図解のスペースには、学んだ文法(機能語)を実際に使う際の「使う際の注意点やポイント」も必要に応じて追加してあります。
4か国語翻訳を追加(N2、N3のみ)
N2とN3レベルでは、文法(機能語)の意味解説に英語/韓国語/中国語/ベトナム語を追加しました。日本語で一つの文法(機能語)で表される内容であっても、言語によっては例文ごとに意味が異なるものも多くあります。対訳文はそれらができるだけカバーできるように翻訳者が例文を何度も確認し、意味に対応したものを入れています。また、旧版でも好評だったN3 レベルの「全例文ベトナム語対訳」も引き続きダウンロードコンテンツとしてご利用いただけます。
また、図解のスペースには、学んだ文法(機能語)を実際に使う際の「使う際の注意点やポイント」も必要に応じて追加してあります。
※N1レベルは、文法(機能語)自体が対訳することが難しいものが多いこと、学習者自体の日本語学習力が高くなっていること、N1レベルのものは日本語の説明で理解をした方がよいという考えから、対訳は載せておりません。
JLPTの対策教材、日本語の文法学習用の教材、個人用の学習本として、より使いやすく深化した「改訂版 耳から覚える日本語能力試験 文法トレーニング」シリーズ。ぜひお手に取っていただければ幸いです。
『改訂版 耳から覚える日本語能力試験 文法トレーニングN1』
安藤栄里子、今川 和 著
B5版、148ページ(本冊140ページ、別冊8ページ)
定価 1,980円(本体1,800円 +税10%)
『改訂版 耳から覚える日本語能力試験 文法トレーニングN2』
安藤栄里子、今川 和 著
B5版、140ページ(本冊132ページ、別冊8ページ)
定価 1,980円(本体1,800円 +税10%)
『改訂版 耳から覚える日本語能力試験 文法トレーニングN3』
安藤栄里子、今川 和 著
B5版、148ページ(本冊140ページ、別冊8ページ)
定価 1,980円(本体1,800円 +税10%)
関連記事
2024年 10月 30日
福岡にある大谷書店は情報の宝庫!
福岡にある大谷書店は情報の宝庫!
2024年 10月 15日
新装開店! 凡人社書店にお邪魔しました
新装開店! 凡人社書店にお邪魔しました
2024年 08月 13日
読むことをきっかけに、やりとりを深めてほしい―『「読む」から始める日本語会話ワークブック』著者インタビュー
読むことをきっかけに、やりとりを深めてほしい―『「読む」から始める日本語会話ワークブック』著者インタビュー
2024年 05月 24日