監修者からのことば

「ボキャビル®マラソンMUST(マスト)」へようこそ!

竹蓋順子(Junko Takefuta) ●総合監修

竹蓋順子(Junko Takefuta)
大阪大学准教授

半年後、新しい自分に出会うために……

さんのなかに、こんなことを思っている人はいませんか?

1. 単語は、とにかく単語リストを何度も見て覚えるのが一番
2. 単語力は短期間につくはずだ
3. 勉強したはずの単語をすぐに忘れてしまう……私には語学の才能がない

実は、これらはすべて誤った認識です。それぞれ、どこが間違っているのか見ていきましょう。

[1] 単語リストを見て覚えるのが一番?
単語リストで勉強すると、つづりを見れば大体の意味が分かる、というレベルにはなるかもしれません。ただ、正しい発音を知らなければ、相手がその語を使って話をしたときに認識できませんし、まして自分でその単語を使うことはできません。また、4〜7語程度の語句(チャンク)で使えるようになっていなければ、素早くやりとりされる実際のコミュニケーションの中では使えません。たかが単語といえども、習得すべき側面がたくさんあるのですね。ですから、「単語とその日本語訳」だけのリストを「見る」だけでは、本当に使える単語としては身につかないのです。

[2] 単語はすぐ身に付く?
[1]で単語の「質」の側面について書きましたが、単語の学習について考えるときは、習得すべき単語の「量」も考慮しなければなりません。円滑なコミュニケーションを行うには最低7,000〜8,000語が必要だと推定されています。それに対して、例えば日本人の大学生は平均1,500〜3,000語程度の単語力しかないと言われているので、目標までの道のりがいかに長いかは分かりますね。また、その数千語の単語を使えるレベルにまで持っていこうとすると、長期にわたる継続的な学習が必要、ということになります。

[3] 単語をすぐに忘れてしまう?
人間、忘れるのは当たり前のことです。才能とは関係ありません。しかし、1つの単語を覚えるのはたやすいことかもしれませんが、それが、10語、20語、 100語……となったときはどうでしょうか。このような場合、前に覚えたものを忘れて、新しいものをインプットしていくのが普通のことなのです。でも、一度覚えた単語は長期間覚えていて、適切な場面でとっさに出てくるようにしたいですよね。そのためには、「インプットの方法を工夫する」とともに、「忘れないようにする」方策を特別に立てなければいけないのです。

『ボキャビル®マラソンMUST』は、以上を念頭において、皆さんが日常よく出合うシチュエーションで使われる単語を、楽しく、効果的に学べるように作られました。単語の学習は母語であっても一生続くもので、始めるのに遅いということはありません。今日から毎日継続して学習すれば、半年後には単語力、そして英語力が大幅にアップした自分に出会えることでしょう!

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