編集者より

日本語を学ぶ楽しさと教える楽しさを実感してください。

除村美幸季

除村美幸季
元日本語マルチリンガル教材編集部

「外国の友人に日本語を教えてほしいと言われたのですが、自分が日本語について何も知らないことに気付いてがくぜんとしました」「いつも何気なく使っている日本語がこんなにも難しいとは思いませんでした」──編集部にはこのような声がたくさん寄せられます。この講座の第一の目的は、受講生の皆さんに「日本語を外国語として意識していただく」こと。普段何気なく使っている日本語も、視点を変えれば新しい発見がたくさんあるはず。日本語教師としての第一歩はここから始まると言っても過言ではありません。

次の目的は、皆さんに「日本語をより深く知っていただく」こと。そのためにこの講座は、日本語教育を経験したことのない方でもすぐに理解できるように、実践的で分かりやすい内容を心がけて作られています。

ある執筆の先生は、監修の水谷先生に「これでは受講生に伝わらない」と何度も注意され、苦労して書き直したというエピソードを語ってくださいました。特に学習者用テキストと連動している3、4巻は、授業の現場で役立つような工夫が随所に凝らされており、そのまま教案として使えるのはもちろん、自分の作った教案を見直すための良い手本にもなります。

皆さんに「1人でも多くの外国人に、日本語を教えていただく」こと、これがこの講座の最後の目的です。「国際交流」や「異文化理解」といった言葉は自分とは無縁であると思っている方も多いでしょう。しかし、皆さんの出会った外国人にとって、皆さんは「日本代表」です。日本語を学び、教えるといった過程こそが国際交流であり異文化理解なのだということを、この講座からきっと実感していただけると思っています。

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