|
塩川 郁 |
暑かった夏の盛り、「どんな講座があったらお客さまに喜んでいただけるか」と編集部員が頭を突き合わせ、小さな会議室にこもって出てきた案には、さまざまなものがありました。「発音」という切り口もその1つ。ただ、「発音をよくしたい」というニーズがあるのは分かるけど、もっと何かメリットはないか……。
そこでひらめいたのが、「ヒアリングマラソン3兄弟」に寄せられる「空耳アワー」の数々と、発音を結びつけることでした。「A married coupleがAmericaと聞こえる」「つづりとは違う音に聞こえる」−−これらは、「ヒアリングマラソン3兄弟」を受講されているお客さまからお寄せいただいた悩みです。もちろん何回も聞くことで、いつか「ああ、この音はこの文字なんだ」とブレークスルーが訪れることはあるでしょう。でも、もっと理論的に、効率的に覚える方法があってもいいのではないでしょうか。waterは、「wa-の発音の仕方」と「-t-の音が変化する」という2つの原則から成り立っていることを知れば「ウォーター」ではなく「ワラ」と聞こえることが分かるのです。こうした原則を知るには、自分で体感する、つまり発音してみるのが一番。そして、発音できるようになればその音は聞き取れるのです。そうして、出来上がったコピー(の1つ)が「発音できれば聞き取れる」。
理論面は、発音のエキスパート、小川直樹先生にお願いしたいと、全会一致。何せ、「ヒアリングマラソン」でコーチをやっていただいている先生ですし、月刊誌などでも分かりやすく発音の仕方を説明してくれる、プロ中のプロです。そして、「発音練習するのはいいけど、自分の発音が合ってるかなんて分からないよ」という声には「ナオスケ」で、「テキストとCDだけじゃどんな口の動かし方をしてるのか分からないしなぁ」という声にはDVDでお答えします。もちろん、耳を鍛えるためにCDは必須です。さらに、「口の形をチェックするには鏡?」など、アイデアが出るたびにさまざまなものをつけていったら、3カ月という短期間にいろいろな学習法で遊べる講座ができました。
この講座を受講する際のポイントは、「ゲーム感覚」です。できたか、できないかを自分でチェックすることもあれば、「ナオスケ」が判断してくれることもあります。「ナオスケ」に「○」とか「☆☆☆」とか言ってもらえないと、意外と悔しいです。その悔しさをバネに、ぜひ発音練習にハマってみてください。3カ月後には、英語の発音に対応する「耳」ができていることでしょう。