
バルセロナ・アトランタオリンピック女子マラソン メダリスト 有森裕子さん
なぜ、このメッセージを皆さんにお伝えしたいのか?それは、まさに私のこれまでの人生が、このことに尽きるからです。何か特別な身体能力があったわけでなく、むしろ負の要素の方が圧倒的に多かった私は、誰から見ても今のような人生が作れるなんてことはありませんでした。
人よりできないことが多かった私は、他の人が一度でできることを、とにかく何度も何度も繰り返さないとできない。ひとつのことをやり遂げるのにとても時間がかかりました。トレーニングの時でさえも、"私の前に走っている人がいない"なんてことはなく、試合の実績もほとんどなし。いつ部活を辞めさせられてもおかしくないような選手でした。
そんな私が何で…、と思う方は多いでしょう。何故だったか? "実績が何もない"時間であっても、自分なりの目標に向け、一日たりとも手を抜かず、決して諦めずに必死でくらいついて練習をしたからです。
また、昨日の自分より今日の自分の「変化」に気づくことを大切にしてきました。それがたとえ小さな変化であっても、それに気づき、よろこび、継続する力に変えていったのです。そんな姿が人を引きつけ、すばらしい恩師に出会わせてくれました。そして、少しずつ少しずつチャンスがもらえ、そのチャンスが大きく花開いたのでしょう。
"幸運とは準備が機会に出会うことである"という、アメリカの有名な方の言葉があります。やってできないことは何もない! やらずに"何か"ができるはずはない! そして、物事を一回やっただけでできたり、見つかるものよりは、何回も続けて作りあげ見つかるものの方が、最終的に自分の大きな財産として、しっかり根のあるものになるでしょう。


- 1966年岡山県生まれ。日本体育大学卒業後、株式会社リクルートに入社。バルセロナオリンピック、アトランタオリンピックの女子マラソンでは銀メダル、銅メダルを獲得。2007年2月、日本初の大規模市民マラソン「東京マラソン2007」で、プロマラソンランナーを引退。1998年NPO「ハート・オブ・ゴールド」設立、代表就任。2002年4月アスリートのマネジメント会社「ライツ」設立、取締役就任。現在、国際陸連(IAAF)女性委員、国連人口基金親善大使、他。米国コロラド州ボルダー在住。
そして、夢や目標よりも、高く大きなことを実現することができると思います!
あなたも、是非このヒアリングマラソンとの出合いを一つのチャンスとし、このチャンスに自分なりの目標をもってチャレンジしてください!
目標を決めてスタートしたら、日々訪れる自分の中のちょっとした変化を見つめ、その変化を楽しんでみてください。そして、どんな形であってもいい、Finishを! そのゴールが、必ずあなたの新たなスタートを生むから。
1人でも多くの皆さんがどんな大きさであれ「目標」をもち、その目標に向けて一瞬一瞬を一生懸命頑張り、達成まで諦めず、どんなペースでもいいから「努力し続けることがどれだけ大切なのか」を、感じていただけたら嬉しいです。