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──「通訳トレーニング入門」を受講しようと思ったきっかけは?
高校卒業後に1年間ほどアメリカで語学留学をしました。帰国して勤めた商社では総務でしたが、外国人の来客があったときには軽い通訳もしていました。けれど、普段は英語を使わないからどんどん力が衰えていたようで、以前は海外ドラマや映画も字幕なしで理解できていたのに、あるとき字幕を見ないと分からなくなっていることに気づき危機感を感じました。
いろいろ検討した結果、相手の会話を素早く理解し、要点をまとめて話すことの訓練に一番いいと思い、この「通訳トレーニング入門」を選びました。小さい子どもがいると、英語学校などに通うことができないので、自宅でできる通信講座はちょうど良かったです。
──忙しい育児の中で、どのように学習時間を確保しましたか?
子どもを寝かしつけた後の夜9時以降に、毎日1〜2時間勉強しました。教材の音声はiPhoneに入れていつでもどこでも聞けるようにしておき、家事などをしながら英語を聞くようにしていました。英語のスピードに慣れるのが目的で聞き流していただけなのに、意外と内容が頭に残っているものなんですね。
──教材を使った、おすすめの学習法は?
最初からいきなり全部を理解するのは難しいので、まず1回通して聞いて話題の核となるところを押さえる。2回目はその重要な点に集中しながら、細部や補足情報などを聞き取って内容を深める。3回目は聞き取ったことを確認しつつ、順序よく組み立てて簡潔にまとめて話してみる、という3段階の聞き取り練習を基本として心がけました。
学習法としては「スラッシュ・リーディング*」が効果的でした。意味のまとまりでスラッシュ(/)を入れながら聞くので、「まずはここまで訳そう」「次はここまで」と、頭から順に理解していくことで、役に立ちました。もうひとつ、よくやっていたのはディクテーションです。1回目はテキストを見ずに集中して聞きながら書いてみて、どこが間違っていたのかを逐一確認していき、また聞き直すという方法も勉強になりました。
──教材の内容についてはいかがでしたか?
ビジネスに使える通訳の基礎を学ぶという内容だったのですが、自分の知っている業務についてはわりと簡単に内容を把握できるものの、たとえば工場の案内とか自分の専門外のことになると経験がないので、1回では聞き取れませんでした。英語というよりもビジネスの知識を幅広く知っておかないといけないことを痛感しました。
同じ意味で勉強になったのは、「ニッポン歳時記」**というコーナーです。留学時によく「日本のことを話して」と伝統や文化、習慣などを英語で説明させられたのですが、そもそも日本のことをよく知らなくて説明ができず、もどかしい思いをしました。このコーナーは、季節の行事や観光のことなどが簡潔にまとまっているので勉強になりました。
──今後、英語をどう生かしていきたいと考えていますか?
今は子育てに専念しているのですが、以前に勤めていた会社からは「落ち着いたら戻ってきて」と言われているんです。復帰したら、今度はもう少し仕事に英語を生かせるようになっていたいですね。この講座を修了したからといって、これで通訳になれるとは思っていないので、通訳の勉強をもっと深めていきたいと思います。そのきっかけになりました。
幼稚園の頃から英語教室に通わせてもらっていて、英語が大好きになった小田さん。お子さんにも英語を身近に感じてもらいたいと思っています。3歳の娘さんは幼児向けの英語教室に通っており、英語のアニメが大好き。あいさつや今日の天気など簡単な英会話を親子でしているそうです。自分が母親にしてもらったように、今度は自分も娘に幅広いコミュニケーションの機会を与えたい。小田さんはそう考えています。




